2026.06.01【新潟水俣病】公式確認から61年 教訓伝える式典 被害者団体「生きているうちの解決が願い」【新潟】
被害者団体は環境省の部長らと約1時間半にわたり意見交換
新潟水俣病の公式確認から2026年5月31日で61年です。新潟市で新潟水俣病の教訓を伝える式典が開かれました。
1965年に公式確認された新潟水俣病。メチル水銀に汚染された魚介類を食べた人は、現在も手足の感覚障害などに苦しんでいます。5月31日に開かれた式典には、被害者団体や原因企業のレゾナック(旧昭和電工)の幹部らが出席しました。
阿賀野患者会の菅原ハルさんが、現在も裁判が続く水俣病問題の早期解決を訴えました。
■阿賀野患者会 菅原ハルさん
「私たちには時間がありません。生きているうちの解決が願いです。」
式典に先立ち、被害者団体は環境省の部長らと約1時間半にわたり意見交換をしました。
■阿賀野患者会 皆川栄一副会長
「真っ先に言いたいのは、環境大臣はなんで来ないのですか。熊本には行って新潟には来られない、そんな馬鹿な話はありますか。同じ患者がいるんですよ。」
被害者団体は、新しい救済制度や水俣病の認定基準見直しの必要性を強調しましたが、環境省は現行の制度で対応するとの回答を繰り返しました。
■環境省 伯野春彦環境保健部長
「昭和52年判断条件を変更する予定はないが、引き続き公健法の丁寧な運用と医療福祉の充実等しっかりやっていきたい。」
■阿賀野患者会 皆川栄一副会長
「一日も早く解決できるような方法で前に進めたい。」
被害者団体は、石原環境大臣が新潟を訪れ現場の視察や被害者の声を聞くことを要望しました。