2025.06.16【新潟水俣病】合同総会「被害者の声をこれまで以上に届けて」環境大臣の対応に批判も【新潟】
被害者の平均年齢が75歳を超え
新潟水俣病被害者の会と支援団体の『新潟水俣病共闘会議』が、今年度の総会を開きました。公式確認から60年の節目に、被害者全員の救済に向け決意を新たにしました。
15日、新潟市の新潟水俣病資料館で開かれた総会。裁判が長期化していることについて、被害者の会の小武節子会長が訴えました。
■被害者の会 小武節子会長
「このままでは原告ら被害者が亡くなるのを待って、水俣病を終わらせることになる。花角知事・中原新潟市長、被害者の声をこれまで以上に政府に届けてください。」
■新潟水俣病第5次訴訟 皆川栄一原告団長
「(浅尾)環境大臣は、事務方の原稿を丸読みに終始して同じ答弁の繰り返しだった。」
5月末、新潟水俣病の公式確認から60年の式典に合わせて、来県した浅尾慶一郎環境大臣の対応については怒りの声が上がりました。今年の総会では、被害者の平均年齢が75歳を超えていることを受け、新たな取り組みを確認しました。
■阿賀野患者会 酢山省三事務局長
「水俣病になってしまったが、長生きして良かったと言えるような患者の生活の質を上げていくためのアンケートに取り組みたい。」
介護や福祉に関する調査を始める予定です。