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2025年10月17日(金)本日の番組表

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2025.10.16【柏崎刈羽原発】各会派から質疑「県民の頬を札束で叩いているようなもの」東電が1000億円拠出と一部廃炉検討を表明(県議会・午後)【新潟】

【柏崎刈羽原発】各会派から質疑「県民の頬を札束で叩いているようなもの」東電が1000億円拠出と一部廃炉検討を表明(県議会・午後)【新潟】
質問に応じる形で東電が表明した〝経済的メリット〟
柏崎刈羽原発の再稼働をめぐり、東京電力の小早川社長が16日の県議会に出席し、1000億円規模の基金をつくることや1・2号機の廃炉について検討を始めると表明しました。資源エネルギー庁の村瀬長官も新潟への支援を表明。自民党は歓迎する一方、野党は批判するなど評価は分かれました。

迎えた午後の各会派による質疑-
質問に立ったのは、3月に〝宿題〟を出した自民党の高橋直揮県議。

■自民党 高橋直揮県議
「東京電力から新潟県内の地域経済活性化に向けて取り組むべき旨が表明されているが、具体的にどう取り組んでいくのか。」

■東京電力HD 小早川智明社長
「新潟県で成長が期待される防災産業・GX・DXなどの分野で、新事業の創出・雇用の促進・人財の育成に資する事業に活用いただきたい。資金拠出の額は1000億円規模を考えている。」

質問に応じる形で東京電力が表明した〝経済的メリット〟。

■自民党 高橋直揮県議
「(資金の使い道は)県の裁量ということで、今後検討していく考え方でいいですよね。」
■自民党県議
「足りない!足りない!」

■東京電力HD 小早川智明社長
「県のみなさんに裁量があると考えている。」

息の合ったやりとりは続きます。

■自民党 高橋直揮県議
「(柏崎刈羽原発の)7基全てを動かすことは県民からの不安の声もある。こうした懸念に対して、一定数を廃炉し、継続的に安全に運転するための体制確保を念には念を入れるべきだ。」

■東京電力HD 小早川智明社長
「柏崎刈羽原子力発電所の安全運転に万全を期すため、1号機・2号機に関して廃炉の方向で具体的に検討を進めることにした。」

稼働から40年ほど経過した『1・2号機の廃炉』の検討を明言。
高橋県議は最後に促しました。

■自民党 高橋直揮県議
「再稼働に対して、小早川社長の責任と決意を聞いて質問を終わりたい。」

■東京電力HD 小早川智明社長
「私から原子力事業者のトップとしての決意を述べる。福島への責任を貫徹することと安全を両立することは、当社が必ず成し遂げなければならない使命だ。」


一方の野党。
政府・東京電力が自民党に〝花〟を持たせたとみて追及します。

■未来にいがた 樋口秀敏県議
「みなさん方、午前中は(具体的な内容を)説明しない。自民党のみなさんとのやり取りの中で言う。(午前中に)きちんと説明すべきだ。そういうことが、みなさんが信頼を失うということだ。まさに今日みなさんがやっていることは、『あれくれ、これくれ』『金出せ』って言われたら『これも出します』、まさに新潟県民の頬を札束で叩いているようなものではないか。」

つづく、リベラル新潟。

■リベラル新潟 杉井旬県議
「もっと早い段階なら、資金拠出を東京電力の誠意と受けとめた県民もいたかもしれないが、明日『再稼働の是非』を判断するこの段階になっての資金拠出の決定は、誠意というよりは交換条件であって取引にしか見えない。」

その後、質問に立った公明党、真政にいがたが厳しく追及する場面はありませんでした。


幕を閉じた参考人招致-
残るは〝花角知事の判断〟だけです。これについて新しい動きがありました。

自民党は、知事が再稼働の判断を下した後に「県民の意思」を確認する手段として県議会にゆだねることを尊重する『決議案』を、来週の県議会に提出することを決めました。

■自民党 岩村良一幹事長
「花角知事が(判断の)表明を10月末以降、11月にかけてするということなので、ちょうどこの時期が決議をするのにいい、適している時期だろうと。」

当初は意見書とする声もありましたが、『決議案』としてより重みをもたせることで知事を後押しする狙いです。

国策と県民の安全を踏まえ、地域の未来をどう描くのか。
10月末以降、花角知事の判断は最後の局面に入ります。
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