2025.06.12【柏崎刈羽原発】報道陣に公開:6号機の「燃料装てん」完了すれば再稼働できる状態に【新潟】
制御棒を引き抜けば〝再稼働〟できる状態に
10日から始まった柏崎刈羽原発6号機に核燃料を装てんする作業の模様が、12日報道陣に公開されました。
■池川泰介記者
「こちらが柏崎刈羽原発6号機です。上の緑色の機械が燃料交換機で、右のプールから左の原子炉に核燃料が入れられています。」
柏崎刈羽原発6号機の『燃料装てん』は10日から始まり、核燃料を燃料プールから専用のクレーンで1体ずつ吊り上げ原子炉に入れています。
■東京電力の担当者
「ここの燃料をつかんで所定の位置に入れるというのが全部プログラムに入っていて、その通りに自動で運転されているもので遠隔自動操作になっている。」
作業は24時間態勢で、核燃料1体を移動するのに約10分かかります。12日午後2時までに61体の装てんが完了したということです。
■柏崎刈羽原発 菊川浩ユニット所長
「(燃料装てんは)健全性確認の一環という趣旨で考えている。『止める』『冷やす』『閉じ込める』といった機能が、この後もしっかり見ていけるかどうかを確認するために必要な手段のひとつ。」
約2週間で872体の核燃料を原子炉に入れる計画で、作業が終わると制御棒を引き抜けば〝再稼働〟できる状態になります。
再稼働をめぐっては、準備を進めてきた7号機のテロ対策施設の完成が設置期限の10月までに間に合わないことが判明。6号機を先に再稼働させる公算が高まっています。