柏崎刈羽原発の稲垣武之所長が25日朝の会見で、7号機に代わり6号機を優先して再稼働させる方針を示しました。

東京電力は、当初7号機を優先して再稼働の準備を進めていましたが、テロに備えるいわゆる『特重施設』の設置期限である2025年10月までに間に合わないと判断しました。
一方、6号機は設置期限が2029年9月までと4年間の猶予があります。

■柏崎刈羽原発 稲垣武之所長
「現場の安全を預かる発電所長として、6号機の起動準備に集中すべきであるという判断をいたしました。」

6号機は、6月21日に核燃料の装てんが完了していて、東京電力は8月ごろに再稼働の技術的な準備が整うとしています。