2025.11.19【柏崎刈羽原発】花角知事 再稼働を「容認」する意向固める、21日の臨時記者会見で最終調整【新潟】
21日(金)に表明する理由は-
花角知事が、柏崎刈羽原発の再稼働を『容認』する意向を固めたことが分かりました。県は一部の関係者に対し、21日に記者会見を開く方針を含めて伝えていて、「県民の意思」を確認する手段については県議会を選択する考えです。
関係者によると、知事は21日午前の臨時記者会見で再稼働容認を表明する方向で最終調整に入りました。12月2日開会の12月県議会に、「県民の意思」を確認するためとして再稼働に伴う関連予算案を提案する方針です。県議会最大会派の自民党内には、予算案の可決時に国への要望事項などを盛り込んだ付帯決議を添える案も浮上。県民の代表である県議会が「お墨付き」を与えることで、知事の判断に重みを持たせる狙いです。
自民県議団幹部は「県議会も絡んだとの姿勢を示す」と話しています。ただ、知事選で「県民の信を問う」と訴えてきた経緯や県民世論調査で再稼働に慎重意見が根強かったことから、野党などが反発することが避けられない情勢です。
21日の表明を調整している理由について、関係者は自民党の要望に加え「3連休を挟むことによる県民世論の鎮静化」を挙げますが、思惑通りに進むかは不透明な情勢です。