2025.06.23【柏崎刈羽原発】規制委・伴氏「避難は最小限に」柏崎市で原子力防災セミナー【新潟】
原子力規制委員会の伴信彦委員が柏崎市で講演
原発事故時の避難の方法などについて、原子力規制委員会の伴信彦委員が柏崎市で講演を開き「避難は最小限にとどめる必要がある」と話しました。
柏崎市が開いた原子力防災セミナーには、約560人が参加しました。放射線防護が専門の伴信彦委員は、福島第一原発の事故では無理な避難で多くの高齢者が亡くなったとし、「避難は最小限にとどめる必要がある」と話しました。また、原発事故により事態が深刻化した場合、5km~30km圏内のUPZの住民は被ばくを減らすために「屋内退避」は有効と説明しました。
特段の事情がなければ、3日間は屋内退避を継続することについては-
■原子力規制委員会 伴信彦委員
「屋内退避で3日間たって、さらに続けられるかは備蓄も普通はなくなる。物資の供給や人的支援がきちんと提供されるかがカギになる。」
会場からは、屋内退避で外の情報をどのように得るのかなどの質問が上がりました。