2025.12.01【柏崎刈羽原発】2日に県議会開会:知事の信任・不信任めぐる攻防、特別傍聴席の一部開放も【新潟】
注目の県議会が2日に開会
原発を動かすかどうかが決まる、注目の県議会が2日に開会です。
柏崎刈羽原発の再稼働容認を表明した花角知事の判断を受け、与野党がどう対応するか、駆け引きが続いています。経済界や自治体トップからは、知事の判断を後押しする発言が相次いでいます。
2日からの12月県議会について、日程や議案を確認した午前の議会運営委員会。柏崎刈羽原発を再稼働させるのか否か、最後の決断を下す県議会となります。
■青柳正司県議会議長
「多数の傍聴人が予想されることから、特別傍聴席の一部を開放するとともに立ち席を認めることとした。」
「県民に信を問う」と繰り返してきた知事。原発の安全や防災対策の広報費など約3000万円の補正予算案を提案し、これを可決することで信任を得たい考えです。
最大会派の自民党は先週、知事の判断に『賛同』することを決定。再稼働容認の決断は、信任されるのが確実な情勢です。加えて、自民党は「より重みを持たせる」として知事に賛同の意思を示す決議の提出も検討しています。
■自民党県連 岩村良一幹事長
「規則と条例にしたがって議事運営をしていく。熟議をしていく。特別な何か時間を割くということはないよう。」
一方の野党。
不信任決議案の提出を念頭に置きつつも、否決されれば知事の信任につながることから駆け引きに揺れています。
■リベラル新潟 小泉勝幹事長
「悩ましいですよね。気持ちは出したいですよね、不信任案を。信任・不信任の議案をあっち(自民党)が出すか、こっち(野党)が出すか。綱引きをやっていること自体、非常に納得がいかない。」
2日からの県議会では、「判断が拙速だ」として知事を追求する構えです。
■リベラル新潟 小泉勝幹事長
「これだけ真っ二つに割れているところで、議会にかけて決めるのはどうなんだ。来年の選挙(知事選)まで引っ張って、そこで決着をつければいいのではないか。」
県議会は2日に開会。3日には、与野党各会派の代表質問が予定されています。