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2025年12月02日(火)本日の番組表

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2025.12.02【特集】体脂肪率はわずか4.3%「究極の肉体美」目指し フィジーク日本一に挑む【新潟】

【特集】体脂肪率はわずか4.3%「究極の肉体美」目指し フィジーク日本一に挑む【新潟】
最高のフィジーカーになるため戦い続ける永井寛夫さん
ボディービルとは少し異なる『フィジーク』とよばれる競技に出場する男性が上越市にいます。11月に日本一を目指しコンテストに出場、肉体改造に情熱を注ぐアスリートにカメラが迫りました。

「かっこいいよ!」
「35番いいよ!」

鍛え抜かれた、鋼の肉体美。
11月、東京都内で開かれたボディコンテスト。国内から集まった屈強揃いのなかに、上越市から出場した男性がいます。

ジムのなかで筋肉と向き合う、永井寛夫さん(42)。
コンテスト出場に向けて最後の追い込みです。

■KOA personal gym 永井寛夫代表
「カメラを向けられているおかげか、今日は筋肉が元気です。」

体脂肪率はわずか4.3%、肉体はコンテストに合わせて極限まで絞られます。今年から本格的に肉体改造をはじめ、地方大会では2度の優勝を重ねてきました。

ボディービルのカテゴリーのひとつ『フィジーク』。
国内では、2014年に初めてメンズフィジークのコンテストが開催され、近年盛り上がりをみせている競技のひとつです。

■APF 足立健代表
「フィジークの採点基準は、筋肉が大きいだけではなくて、全身のバランスが均等にとれたスタイルが求められる。例えば、腹筋のきれいに割れた6パックのディテール。バックポーズでは背中のVシェイプ。そういうところが審査基準。」

2023年、上越市内にパーソナルジムを開設した永井さん。
フィジークの世界に飛び込んだきっかけは-

■KOA personal gym 永井寛夫代表
「興味は最初無かったが、消防署の同僚がフィジークの大会に出場することになった。」

前職はなんと、消防士!
仕事柄 トレーニングを積んでいた永井さんは、同僚が出場するフィジークコンテストに感銘を受けたといいます。

■KOA personal gym 永井寛夫代表
「ステージ上で輝く彼らの肉体を見て、いつか自分も挑戦してみたいという気持ちになった。」

ちょうどそのころ、人生の転機が訪れます。
ここは、ジムに併設されているカフェ。店を切り盛りするのは永井さんのパートナー・李奈さんです。永井さんは李奈さんと出会った後、18年務めた消防士の仕事を退職。長年の夢だったパーソナルジムの開業と同時に、李奈さんと一緒にカフェもオープンしました。

■KOA personal gym 永井寛夫代表
「救急隊員の経験から、日ごろの食生活や運動習慣を改善することで未然に防げる病気もあると気づいた。直接(お客さんと)関われる仕事がしたいと思った。」

己を限界まで追い込む永井さん。減量はコンテストの3カ月前から始まり、その間の食事は1日4食。高たんぱくな料理が中心で、栄養に偏りがないよう気を配っています。

■カメラマン
「脂っこいものやラーメンは食べたくならない?」
■KOA personal gym 永井寛夫代表
「もちろんそういう気持ちになることはあるが、よく言う『チートデー』みたいな日を設けることもある。」

さらに、お店を切り盛りする李奈さんもかつてはボディコンテストに出場し、グランプリ経験のある実力者!現在も隣のジムで体づくりに励んでいます。

■KOA protein smoothie 李奈さん
「女性の筋肉がすごく憧れだが、簡単には身につけられない。スタイルも常に維持しないと年齢的にも落ちていく一方なので、意識的に身体も鍛えてあげないと。」

2人のくつろぎ時間は、もちろんカフェ。
李奈さんが入れてくれたコーヒーが心を癒やします。

■KOA personal gym 永井寛夫代表
「(Q.減量中でもコーヒーは飲める?)基本はブラックコーヒーを飲む。ジムというとお堅いイメージもあるので、ふとコーヒーの香りや食べ物の匂いも…。」


11月24日―

■KOA personal gym 永井寛夫代表
「(Q.昨夜は眠れた?)1時間おきに目が覚めてしまったが、体のコンディションは抜群。」

客席には李奈さんの姿も。
出場選手は、1人ずつステージで自慢の筋肉や体型を披露したあと、審査員によって見た目の採点が行われます。なかでも優れている選手は数人に絞り込まれ、最終的に残った人が上位入賞に選ばれます。

「かっこいいよー!」
「35番、いいよー!」
「79番、背中大きすぎて他みえなーい!」

そしていよいよ、永井さんが出場する40代クラスです。
「entryNo.81 Hiroo Nagai !!」

28人で争われた40代クラス。
最初のコールで永井さんの番号が呼ばれ、まずはトップ10入りを果たしました。

このとき、ステージ上では手応えを感じていましたが-

「83番、90番、2名入ってください。」
「さあ、トップツーの戦いが始まります!」

最終的に、永井さんは40代のクラスで6位入賞と健闘しました。

■KOA personal gym 永井寛夫代表
「レベルの高さは承知の上だったが、おそらく過去最高レベル(の戦い)だったのでそこに及ばず・・・。すごく悔しいが、この経験を次のレベルアップの材料として頑張りたい。」

初めて立った厳しい〝全国の舞台〟。
最高のフィジーカーになるため、永井さんの戦いに終わりはありません。

■KOA personal gym 永井寛夫代表
「(Q.いま一番食べたいものは?)バイキング!」
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