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2026.02.13【特集】知事選へ影響も・・・14年ぶりの自民全勝「高市旋風」の舞台裏:衆院選検証②【新潟】

【特集】知事選へ影響も・・・14年ぶりの自民全勝「高市旋風」の舞台裏:衆院選検証②【新潟】
次なる決戦『県知事選挙』に向けても新たな局面
8日に投開票された衆院選。県内の小選挙区では、14年ぶりとなる自民党の全勝で幕を閉じました。前回の大逆風からの、今回の高市旋風。自民陣営、そして有権者にどんな変化をもたらしたのか。

次なる決戦、県知事選挙に向けても新たな局面です。


選挙戦中盤の上越市。
旋風の立役者の来県に会場は超満員でした。

■高市早苗総理
「日本列島を強く豊かに、高市早苗でございます。」

800人を超える聴衆。応援を受けた自民候補も驚きを隠しませんでした。

■新潟5区で当選・自民 高鳥修一氏
「高校生・中学生が100人以上いたと思う。これはいままでなかったこと。政治の景色が変わった。」

前回の衆院選(2024年)。政治とカネをめぐる大逆風もあり、県内小選挙区で全敗。2025年7月の参院選でも立憲候補に敗れました。

高市人気が県内の自民にも届くのか。苦い記憶が残るなか、当初は県連内も疑心暗鬼でした。

■自民党県連 岩村良一幹事長
「全国的にも自民党の支持率が大きく伸びているわけではない。そこが難しいところで、初心に立ち返って分け隔てなく まんべんなくお願いをする。」

中道結成による公明票のマイナス影響も予想されたなか、自民候補にとっては高市政権の高い支持率が頼みの綱。高市ポスターを前面に押し出す作戦に出ます。

■新潟3区で当選・自民 斎藤洋明氏
「高市さんの支持率が高いということもあるし、高市さんを応援するためにあなたを応援すると言ってくれる方はいるので、そこは前回とは違う。」

第一声でも…

■新潟4区で当選・自民 鷲尾英一郎氏
「高市さんを続投させてもらいたいということを訴えていきたい。」

■新潟2区で当選・自民 国定勇人氏
「有言実行。しかも高市早苗政権はスピード感をもってやり抜くんです。」

高市総理の名を連呼。政策に先んじて政権の実績を強調しました。自民各陣営は、高市総理とのポスターやチラシも制作し、まさに〝高市旋風〟に乗じる選挙戦。選挙の実動を担う地方議員もそれを隠しません。

■新潟2区選対本部長・自民 高橋直揮県議
「やはり高市政権の波に乗って、無党派層に入り込めるような若者、とくに今回50歳以下が自民党の支持率が高いと聞いている。そういったところをめがけて、なるべく入り込もうかと。」


高市総理来県は、選挙戦が折り返した2月2日。
総理との距離の近さをアピールするあまり―

■高市早苗総理
「それいいから広げてなくて。なんか『サナエタオル』広げて…。『高市早苗』と書かれたらどうしようもないから。“高市”修一もダメだけど…。」

報道各社の情勢調査でも序盤から自民党の優勢が伝えられるなか、終盤に入った5日。長岡市で行われた自民候補の集会には、1500人もの聴衆が集まりました。

■20代
「あまり選挙のことはわからなくてあやふやだったが、高市さんの話を聞いて自民党が気になって。」

結果、自民は戦後最多となる316議席を獲得する大勝。県内では、すべての地域で自民候補が中道候補の得票を上回りました。

特徴的だったのは、『無党派層』の投票先。ANNの出口調査によると、前回衆院選では自民候補はわずか2割程度でしたが、今回は軒並み4~5割程度を獲得。1区・3区・4区では中道候補を上回りました。

ただ、県選出の5人が果たして巨大自民党のなかで、存在感を示せるのかは大きな課題。
政治学の専門家はー

■新潟国際情報大学 越智敏夫学長
「かつての小泉チルドレンなど、そういう人たちが場合によっては苦労する。次の選挙で消えていく人もいるので、これからは一人一人の今回当選した人たちの力量が問われる。」

■新潟2区で当選・自民 国定勇人氏
「高市さんを応援しているから国定を応援するんだという言葉も多数いただいたので、それは現実。期待はすぐに失望に変わるので、より一層気を引き締めて。」

■新潟1区で当選・自民 内山航氏
「ここまでの風が吹くことが次回は期待できないことを考えれば、これから一日一日どれだけ活動できるか。国での活動も重要になるので、強烈な危機感を持っている。」


そして、次なる決戦は間近。
5月31日に投開票を控える『県知事選挙』です。花角知事は今後の去就について明らかにしていませんが、この選挙期間中も政局的に自民候補の応援に入りました。

■花角英世知事
「国と新潟県を結ぶ努力をしていただけるのであれば、一緒になって私も前に進みたい。ぜひ一緒にやりましょう。」

「3選出馬へ前向きだ」とみる向きもあり、ある自民党県議は「出馬表明も遠くないかもしれない」と。

すでに出馬を要請している自民県連の岩村幹事長も―

■自民党県連 岩村良一幹事長
「この衆院選の結果は、知事選の環境づくりにとって非常にいい結果だった。」


一方の野党。
解散風が吹く前の昨年末。当時の立憲民主党県連は、花角知事が柏崎刈羽原発の再稼働を容認し、県議会で信を問うたプロセスに対して「民主的でない」と批判。知事選についても言及しました。

■立憲民主党県連 前代表 西村智奈美氏
「有効な避難計画と地元同意がない限り再稼働は立憲県連は認められない立場で、本当に身を賭して信を問うというプロセスだと私はとても言えない。」

■立憲民主党県連 前幹事長 米山隆一氏
「基本的には(知事選候補を)擁立の方向で検討していくと。」

知事選を見据えた世論喚起とも見られたなか、今回の公明党と手を組んだことで条件付きとはいえ中道は再稼働容認に振れました。県政レベルでは、自民と公明がタッグを組んで花角知事を後押ししてきた背景もあり、今回の衆院選では中道候補の原発問題への訴えは低調に終わりました。

小選挙区全敗から一夜明け、立憲県連前代表の西村さんは…

■立憲民主党県連 前代表 西村智奈美氏
「候補擁立を検討する責任はあると申し上げてきたが、そのあと総選挙があって結果が出て、ひとつだけ言えるとすればそのときから状況は変わった。」

知事選での候補擁立に消極姿勢を示しました。
知事選出馬へ意欲を隠さなかったこの人も―

■新潟4区で落選・中道 米山隆一氏
「(Q.知事選はこれから考える?)そもそも党次第。党が持つかどうか問題。(Q.検討のひとつにはある?)あらゆる可能性は検討する。」

勢いを増す自民党に対し、野党側が県民の選択肢を示すことができるのか。
その責任は、重大です。
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