2026.09.17【特集】青春を応援に捧げる部員に密着 立教大学応援団 五泉市で合宿【新潟】
立教大学応援団
95年の歴史がある『立教大学応援団』が9月、五泉市で合宿を行いました。青春を応援に捧げる部員たちの姿を追いました。
迫力ある応援を見せる『立教大学応援団』。力強い声を上げるリーダー部のほか、チアリーディング部と吹奏楽部で構成されていて160人ほどの部員が所属します。なかでも声の力だけで応援を先導する『リーダー部』には、独特の厳しさがみなぎっています。
合宿の1日の始まりは、基本の声出しと拍手から。大きな声を出し、動きを合わせます。指導するのは、リーダー部長の熊田晴斗さんです。
■リーダー部 熊田晴斗部長(4年)
「声というのは物理的に選手・客に届くし、自分自身でもさらに(応援の)気持ちを高めていけるものだと思うので、声を出すということは大切にしています。盛り上がっているのが選手の応援になると思うので、そういった意味でふざけているように見える掛け声もどんどんやっていくようにと伝えています。」
1年の堀江芙優子さん。初めての合宿です。数ある部活の中で『リーダー部』に入部した理由は・・・。
■リーダー部 堀江芙優子さん(1年)
「お客様一人一人に声をかけて客席全体を盛り上がっていこうという姿勢に素敵だなと思い、入部した。今後の人生において、体力面だけではなく仕事面でも役にたつなと思っているので、私自身必要かなと。」
1931年に有志が創設した『立教大学応援団』。リーダー部はその中心を担い、学内の25の部活動の試合を応援します。今回誘致を受けて五泉市で合宿を実施しました。個人のスキルを上げ、全体の連係を高めることが目標です。
80mほどの距離を駆け抜ける体力トレーニング。部員を担ぎながら走ることもあります。ゴールした後は、熊田部長に顔を見せて気合を示します。
■リーダー部 熊田晴斗部長(4年)
「速い遅いの問題じゃないんだよ。自分の限界を超えてむかってきたかどうかだろ。だれひとり心から抜いていないか、誓えんのか、俺にはそれが感じられん。」
■リーダー部 熊田晴斗部長(4年)
「応援という立場はかなり上から目線な行為なので、そういうのに説得力を持たせるためにも自分には負けてはいけないというのをメインの目標としています。」
体力練習に苦労していたのは、2年の栁田惣次郎さんです。
■リーダー部 栁田惣次郎さん(2年)
「リーダー部として、家族のように一人がなにかあったら一人が支えるという関係性を作っていくのがリーダー部。それが大好きなリーダー部の部分だと考えている。」
部員の声援を力に変えて、やり遂げました。
■リーダー部 栁田惣次郎さん(2年)
「リーダー部長には何度も心を折られ、とてもつらい練習。弱い人間であり言い訳してしまうこともあるが、そういうところも乗り越えてもっと強い人間になっていきたい。」
午後7時、チアリーディング部と吹奏楽部と合流してバーベキュー。ご飯は「五泉のコシヒカリ」です。
■リーダー部 栁田惣次郎さん(2年)
「コメ、めちゃくちゃおいしいです。新潟のコメって感じ。個人的に思ったのは、水がいいのかなと。応援団一は番カロリーを消費するので、コメは一番エネルギーになるのでとても助かっています。」
栁田さんのもとに熊田部長がやってきました。
■リーダー部 栁田惣次郎さん(2年)
「リーダー部長のときは怖いが、それ以外のときは優しい。」
■リーダー部 熊田晴斗部長(4年)
「たくさん先輩・後輩と話して信頼関係を築くことで、例えば厳しい指導とかつらい状況でもお互いに認め合える、とにかく(話すことが)大事だと思う。」
就寝前。
自主練習をしていたのは、3年の塚田創己さんです。
■リーダー部 塚田創己さん(3年)
「より自分が目立たないといけないところなので、動きを止めるところなどをいま一度やってみて、止まっていないかとかを確認しています。」
『立教アトム』は、鉄腕アトムの主題歌の旋律を使った伝統の応援曲です。野球部の試合では攻撃の際に必ず披露し、チームを鼓舞します。塚田さんは、合宿中に開く五泉市民向けの発表会でステージの中心に立つ〝メインリーダー〟を任されています。
■リーダー部 塚田創己さん(3年)
「下級生のうちから触れる応援歌として大事。ステージで任せてもらえたのはうれしいですし、そのために悔いのないステージを作ろうと頑張っています。」
発表会当日。
リハーサルで振り付けのチェックを受けます。熊田部長が振り付けの間違いに気づきました。
■リーダー部 熊田晴斗部長(4年)
「ミスんなよ。そういうところなんだよ。当事者意識が足りないんだよ、全部。だからこういうところでもちょいちょいミスするんだろ。」
■リーダー部 塚田創己さん(3年)
「気のゆるみじゃないですけど、甘えが出ちゃったのでそこはなくしていかないといけない。本番までの時間で、何がきれいに見えるのか詰めていけるところは詰めていく。本番に向けて準備していきたい。」
■リーダー部 熊田晴斗部長(4年)
「気持ち的な面で上からの立場で応援するからには、自分たちがミスを起こすことはあってはならないこと。ミスがないことはもちろんのことだが、自分が出せる・持っている以上のものを出せれば合格なんじゃないかな。」
迎えた本番。
270人ほどの市民が集まりました。塚田さんは司会も担当します。
■リーダー部 塚田創己さん(3年)
「結構緊張していますね。やりきるだけなので、自分のやってきたことをがんばってやろうと。」
■司会
「五泉のみなさまに感謝を届けるためのステージ、盛大に執り行わさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。」
塚田さんの見せ場がきました。無事、ミス無くやりきりました。
■70代
「若い人のエネルギーをいっぱいいただいて楽しかったです。」
■立教大学OB
「新潟に合宿でお越しいただいて、披露いただいたことはすごくうれしく思いました。私も負けないで頑張るぞという気持ちがよみがえってきました。」
■リーダー部 熊田晴斗部長(4年)
「この合宿を通じて塚田自身も自分の中でも葛藤の中で成長したと思いますし、よくやってくれてると思うが、まだ甘やかせる段階じゃない。(Q.まだまだ?)まだまだですね、こいつは。頑張れよ、お前。」
■リーダー部 塚田創己さん(3年)
「施設・宿の方も優しくて非常に温かい雰囲気があって、全体的に練習しやすい場所だった。まだまだ自分の中で足りていないものがたくさんあって、そこを伸ばしていかないと今の幹部の方には程遠いと思います。自分が正解と思えるような形を作っていければいいな。」
■リーダー部 熊田晴斗部長(4年)
「周りの人・選手の方々を自然発生的に勝手に巻き込んでいけるのが、リーダー部の最終目標。限界を定めないというのを常に根幹において活動していきたい。」