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2025年11月08日(土)本日の番組表

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2025.11.07【特集】92歳のスーパーおじいさん!現役陸上選手「限界への挑戦がモチベーション」【新潟・柏崎市】

【特集】92歳のスーパーおじいさん!現役陸上選手「限界への挑戦がモチベーション」【新潟・柏崎市】
マスターズ陸上で30回も大会記録を更新
陸上の投てき種目に取り組む92歳のおじいさん。重さ5.4kgの鉄球を投げ飛ばし、2024年は世界記録をマークしました。〝競技を続けるモチベーション〟と〝元気の秘訣(ひけつ)〟に迫ります。

柏崎市で暮らすスーパーおじいさん、黒﨑弘明さん。1933年生まれの92歳。大きな鉄の球を軽々と投げ飛ばしています。

■黒﨑弘明さん(92)
「(Q.体のどこを使う?)腰と肩ですね。(Q.痛くない?)毎日やっているから大丈夫。」

これはハンマー投げと似ていますが、重さ5.4kgの鉄球を投げる『重量投げ』と呼ばれる種目です。黒崎さんは生涯スポーツの推進などが目的の大会「マスターズ陸上」で2024年に11m05をマーク。これは「90~94歳クラス」で当時の〝世界新記録〟でした。

■黒﨑弘明さん(92)
「11mって聞いたときに『いやー』と万歳しましたよ。もうなにも言うことはない、はっははは!」

25歳の記者が挑戦しましたが-
■柿木哲哉記者君
「4m50くらいですよね。黒﨑さんの半分以下だった。腰も使いましたし、腕の力もいりますね。難しい。」

練習場所は、自宅近くの畑です。1日1時間以上・最低でも週に4日は練習をします。さらに自宅では毎日欠かさず筋力トレーニング。

■黒﨑弘明さん(92)
「重量投げで鍛えているからね。」
■柿木哲哉記者
「ムキムキですね。」
■黒﨑弘明さん(92)
「やればできる。筋肉マンじゃないけど、筋肉を落とさないようにコツコツやればできます。」

黒﨑さんは高校卒業後、自動車部品のメーカーに就職。学生時代を含めスポーツとはほとんど無縁の生活だったと言います。自ら運動をするようになったのは79歳のとき。胃がんを患い胃の4分の3を切除。リハビリとしてウォーキングやランニングをするようになりました。


そして、81歳で転機を迎えます。

■黒﨑弘明さん(92)
「孫が中学校の陸上部だった。それを応援しているうちに、だんだん走りたいという気持ちになりまして。」

82歳でマスターズ陸上に初出場。100mでいきなり17秒28の大会新記録を更新し〝記録を破るよろこび〟に目覚めたといいます。


それから10年-
今では重量投げのほかにも、砲丸投げや円盤投げなどの投てきを中心に5種目に取り組んでいます。マスターズ陸上では30回も大会記録を更新。限界に挑み続けるのが〝競技を続けるモチベーション〟になっているといいます。

■黒﨑弘明さん(92)
「記録更新ができそうという記録があるんですよ。それを見ると今度の大会に行って(記録を)更新しようという気持ちが湧いてくるんですよ、はっははは。」


黒﨑さんは、自分が出場した大会の映像を自ら編集してYouTubeで公開しています。

■黒﨑弘明さん(92)
「ビデオを編集しています。YouTubeにのせます。」

13年前に日常を記録し残したいと考え、チャンネルを立ち上げ登録者数は1290人にまで増えました。

■黒﨑弘明さん(92)
「コメント見ていると楽しいんですよ。(Q.見てもらって良い影響を与えたい?)そうですね。私もYouTubeで教えてもらうし、みなさんも参考にしてくれればいいかなと。」

2025年2月からは『ショート動画』の投稿にも挑戦しています。

■黒﨑弘明さん(92)
「ぱーっと見てくれればお金もらえるかなって。収益につながるかなと思って(ショート動画を)始めたんですよ、あはは。」

溢れるバイタリティー。
元気の秘訣(ひけつ)は食事にあるといいます。

■黒﨑弘明さん(92)
「(Q.今なにを作ろうとしている?)みそ汁ですね。野菜もいっぱい入れる。にんじん・わかめ・さつまいも・じゃがいもですね。」

黒﨑さんは18年前に妻を亡くし一人暮らしです。食事は健康を考えながら自分で作ります。この日の昼食は、自分の畑で育てた野菜と鶏肉などを入れたみそ汁、ピーナツと小魚を入れた自家製の油みそを使用しています。

お味は-

■黒﨑弘明さん(92)
「まあまあです。どうぞ味見してください。」

■柿木哲哉記者
「みそ汁は甘め、野菜のだしがきいているような味。野菜が黒﨑さんの元気を支えていますか?」

■黒﨑弘明さん(92)
「そうですよ、元気の素。野菜を多く食べればいいんですよね、栄養素があるから。私はもう(毎日食べるのが)決まっています。」


10月5日に開かれた『柏崎市民大運動会』。
黒﨑さんは、市から子どもたちのお手本になるようにデモンストレーションレースに出場してほしいと頼まれました。

■黒﨑弘明さん(92)
「年をとってもやればできる。子どもたちが成長するまで長い過程がありますので、一生懸命やればできるということを(伝えたい)。」

一緒に走るのは、桜井市長や陸上400mハードルの日本記録保持者・為末大さんなどです。

お手本のためのこのレース・・・『パン食い競走』でした。なかなかパンを口でつかめません。黒﨑さんは最下位となりましたが、最後まで全力で取り組みました。

■小学6年生
「(Q.90代であれだけ走れるのは?)スーパーおじいちゃん。(自分も)諦めずに走ろうかな。」

■400mハードルの日本記録保持者 為末大さん
「走りながら弾んでいたので、それがすごかったですね。92歳で走っている人を見たことない、素晴らしいですね。」

■黒﨑弘明さん(92)
「子どもたちも目標を持ち『やるぞー』という信念をもやしてやれば、良い人生ができますよ。(子どものためにも)出てよかったね、よかったよ。一生の思い出だね、為末さんとも走れたし。」


黒﨑さんは、多くの人に健康寿命を延ばしてほしいと考えています。この日は、主に50~80代の市民に向けて講演しました。

■黒﨑弘明さん(92)
「目標を持つ、やるぞという信念を持つ。もうひとつは一生懸命やるということ、やれば年をとっても記録は伸びる。」

鍛え抜かれた肉体を披露。
努力を続けることで、いつまでも元気でいられることを伝えました。

■観客(70代)
「腰もちゃんとしているし、(黒崎さんから)すごく元気をもらいました。」

■黒﨑弘明さん(92)
「緊張しました。みなさんが関心を持って拍手してくれたのでうれしかったです。」

これからも記録更新を目指し続けます。

■黒﨑弘明さん(92)
「もう1クラス上の〝100歳〟まで(陸上)やりたい。食べ物・健康、自分の体に良いものを食べること。体力が落ちないように、これからも気をつけてやっていきたい。」
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