2025.10.22【特集|プロ野球ドラフト会議②】オイシックスから投打の注目選手!3人の思い【新潟】
運命のプロ野球ドラフト会議は明日!
いよいよ明日23日は、運命の『プロ野球ドラフト会議』が開かれます。今年も新潟から夢への切符を掴む選手は現れるのでしょうか。
プロ野球2軍オイシックス新潟アルビレックスBCから投打の注目選手をご紹介します。
今シーズン、チームのエースとして12勝を挙げる活躍を見せた能登嵩都・24歳。
2023年の新入団会見では、ある言葉を使って意気込みを語っていました。
■能登嵩都選手(24)
「目標は天下無双と書かせてもらいました。誰にも負けないような最強のピッチャーになって、チームに貢献できるように頑張りたいと思う。」
今シーズンは、最多勝や最多奪三振など4つのタイトルを獲得。まさに天下無双の活躍をみせました。
■能登嵩都選手(24)
「今年は開幕投手も任されて信用してもらった部分に応えられた。有言実行できてよかった。」
活躍の背景には、昨シーズンの課題克服がありました。
■能登嵩都選手(24)
「分かりきったボール球が少なくなった。ストライクゾーンの中で勝負できている。自分のいいときのバランスを保てるキャッチボールやドリルをして、投球フォームがブレないようにしていた。」
9イニングあたりのフォアボール数は去年の5.64に対し、今年は3.52と大幅に改善。投球フォームの安定が制球力向上につながりました。
進化したオイシックスのエースが、12球団からの指名を待ちます。
■能登嵩都選手(24)
「2軍ではあるがドラフトで指名された選手たちと対戦をして結果を残せて多少なりとも通用すると分かったので、さらにワンランク上の世界で投げられたらと思っている。」
投手陣では、もう1人。
NPBのスカウトから注目を集める選手がいます。
牧野憲伸・26歳。多彩な変化球を武器に昨シーズンまで主に先発として登板していましたが、今シーズン中盤から中継ぎにも挑戦。能登に次ぐイースタン・リーグ2位の83個の三振を奪う活躍を見せました。
その要因は-
■牧野憲伸選手(26)
「スピードも上がりましたし、真っすぐの空振りも増えたのでよかった。」
ストレートの最速は昨シーズンの146km/hから7km/hアップし、153km/h。オフシーズンに投球フォームを見直し、ボールを投げる左腕の使い方を改善したと言います。
■牧野憲伸選手(26)
「去年までは右足をついたときに左腕がこの辺りにあって、投げにいくときに押し出す形になって力が伝えきれていなかった。いまは足が着いたときにトップの形を作れるようになって強く腕を振れるようになった。」
持ち味の匠な投球術に加え、新たな武器を手に入れた進化を続ける26歳が吉報を待ちます。
■牧野憲伸選手(26)
「年齢を重ねてしまっているので、今年必ず行きたい。もうやれることはやったので、どっしり構えて待ちたい。」
さらに注目のバッターが-
沖縄県出身の知念大成・25歳。今シーズンは最多打点と最多安打の2冠を獲得しました。首位打者を獲得した昨シーズンから成長を感じた部分があるといいます。
■知念大成選手(25)
「去年よりは長打についての引き出しが増えたので、そこはいい点。」
昨シーズン4本だったHRが9本と倍以上に増加。バットの長さを去年より4cm長くしたことも理由のひとつと話します。
■知念大成選手(25)
「長いバットのほうが遠心力を使えて、バットに当たってくれさえすれば遠くへ飛んでいくので、いろいろな方の意見を聞いて、まねをしてバットを長くした。」
長打力も身に付けたオイシックスの安打製造機。NPBへのあこがれを胸に、気持ちはすでに来シーズンを見据えています。
■知念大成選手(25)
「NPBは年を重ねても憧れですし、何歳になっても目指すべき場所だと思います。全然手ごたえがないので、あまり期待はしていないけど。来年という気持ちに向かっているので、今年の自分を越せるように頑張っていきたい。」
オイシックスからはもう1人、期待の選手を紹介します。
長岡市生まれで新潟医療福祉大学出身の目黒宏也投手。最速150km/hを誇るサウスポーとして注目されています。
運命のプロ野球ドラフト会議は、10月23日(木)午後4時50分から始まります。