2025.10.21【特集|上越市長選挙】異例の混戦 過去最多の6候補の訴え、26日投開票【新潟】
26日に投開票、即日開票
任期満了に伴う上越市長選挙が19日に告示され、県内の市長選挙としては過去最多の6人が立候補しました。
各候補のプロフィールと第一声での訴えをまとめました。
■上越市長選挙に立候補(届け出順)
無所属・新 小菅淳一氏(73)
無所属・新 石田裕一氏(62)
無所属・元 宮越馨氏(84)
無所属・現 中川幹太氏(50)
無所属・新 風間直樹氏(59)
無所属・新 丸山章氏(71)
<無所属・新 小菅淳一氏(73)>
新人の小菅淳一さんは、上越市役所近くで第一声。高田高校・東京大学を卒業後、41年にわたり外交官を務めてきました。
■無所属・新 小菅淳一候補(73)
「我々は出陣をいたします。輝かしい上越を取り戻します。心優しい上越を作ります。市民一人一人が幸福で住める上越を作ります。」
20年前に合併した旧町村地域の振興や交流拠点『こどもセンター』の整備、上沼道や直江津港などインフラ整備の促進を掲げます。
■無所属・新 小菅淳一候補(73)
「信頼を取り戻す。誠実な市政を取り戻す。そして一人一人に寄り添う、優しい、心のこもった血の通った市政をやりたい。それだけです。色々な課題がある。一番はやはり13区を含めた市全体がバランスよく維持されて、活性化されていくことですね。」
<無所属・新 石田裕一氏(62)>
新人の石田裕一さんは、地元・浦川原で第一声を上げました。市議を4期務め、2023年からは市議会議長も務めました。
■無所属・新 石田裕一氏(62)
「人口減少が進む中で少子高齢化、我々が住む中山間地は本当に大きな課題を抱えています。人口減少対策、そして財政問題にもしっかり着実に向き合っていきたい。」
子育て世代や高齢者・障がい者にやさしいまちづくりを掲げるとともに、スポーツ拠点の整備や『シティセールス課』の新設による地域活性化も目指します。
■無所属・新 石田裕一氏(62)
「高齢者と障がい者、子育ての居場所づくりも考えていますし、スポーツでいえば北信越の拠点になれるのが上越地域の利点だと思う。財政面もしっかり無駄の削減に取り組んでいきたいというのが、私の政策の一番のところだと思います。」
<無所属・元 宮越馨氏(84)>
元職の宮越馨さんは、1993年から2期8年 市長を務めました。現在84歳。県議や市議も歴任し、自らを〝即戦力〟と強調します。
■無所属・元 宮越馨氏(84)
「実績と経験が豊富なすぐに使える政治家を選ぶべきなんです。最高齢の市長が最高の市政をやったら、こんなに素晴らしいまちはありません。これはおそらく世界にも発信できます。」
『子ども年金』の創設や中核病院の存続・合併地域の機能再編のほか、財政の立て直しを掲げます。
■無所属・元 宮越馨氏(84)
「まず人口減少を止める。とくに出生数を増やす。子育てに全面的に対応する政策を実行する。財政問題が非常に厳しい問題になっています。それを立て直すということであります。」
<無所属・現 中川幹太氏(50)>
市内の居多神社で第一声を上げた現職の中川幹太さん。若者の定住支援や市民との直接対話など、1期目の取り組みの継続を訴えます。
■無所属・現 中川幹太氏(50)
「この4年間、様々な皆さんが安心・安全で暮らしていけるような政策を実現するために、たくさんの種をまいてきた。これをやはり次の2期目で花を咲かせなければいけないと思っております。」
若者の活動への補助金拡充・子どもへの学習支援や子育て世帯の負担軽減を掲げるほか、IT企業などの誘致にも力を入れるとしています。
■無所属・現 中川幹太氏(50)
「まずは物価高騰が進んでいますので、子育て世帯・若者世代になんとか支援をしていかなければならない。とにかく現場に行って、できるだけ皆さんに握手をしていきたいと思っております。」
<無所属・新 風間直樹氏(59)>
新人の風間直樹さんは県議を経て、2007年から2期12年 参議院議員を務めました。国政での経験を市政に生かしたいと語ります。
■無所属・新 風間直樹氏(59)
「政治の現場・行政の現場、そして政府の現場で経験を積んでまいりました。どの県や国のボタンをどのタイミングで押せば、上越市にとり最も良い答えが出てくるか熟知しているのが私、風間直樹です。」
市の基金を外貨で運用して財源を確保し、世界的IT企業の誘致や子ども医療費の無償化・高齢者の通院支援の充実などに充てるとしています。
■無所属・新 風間直樹氏(59)
「子育て政策・高齢者向けの政策・医療政策、これらを確実に実行できます。財源を作れるからこそできる政策です。経済とスノーリゾート、とくに長野・妙高までスノーリゾート開発は迫っています。この波を上越に持ってきます。」
<無所属・新 丸山章氏(71)>
地元・清里区で第一声を上げた新人の丸山章さん。市の職員を経て、2016年から市議会議員を務めました。
■無所属・新 丸山章氏(71)
「若年層の定住回帰なくして、上越市の発展はありえません。ここをしっかりおさえた政策を考え、実行していく。それに尽きます。」
子育て支援の充実や若者の移住促進を強調するほか、桜の植樹を進めて観光資源にすることや企業や研究機関の誘致を推進するとしています。
■無所属・新 丸山章氏(71)
「若い皆さんの要求はできる限り私は受け入れていきたいと思っています。『上越市に行ったら、どんなところよりも素晴らしい子育て環境なんだ』ということが一番必要だと思っています。それが若い人たちに選んでいただく、まずひとつだと思っています。」
上越市長選挙は26日に投開票、即日開票されます。