2025.06.10【大阪・関西万博から生中継】新潟ブースの目玉は?日本酒の角打ち体験・ヒスイも【特集|新潟】
新潟県ブースの目玉のひとつ「角打ち体験」
開幕から2カ月を迎えようとしている『大阪・関西万博』。10日の会場では、朝は雨が降る中、多くの来場者でにぎわい累計の来場者は700万人に迫ろうかとのいきおいです。
10日から、大阪・関西万博で“新潟県の催事”が始りました。国内外の観光客に新潟をPRするまたとない機会です。いったいどんな魅力をどのように発信するのか。会場は、初日からすでにものすごい盛り上がりを見せています。
イベント会場から岡拓哉アナウンサーが中継でお伝えします。
■岡拓哉アナウンサー
「大屋根リングの上に立っています。一周2km・外周の高い部分は約20mと言う高さがあり、万博の象徴です。さて、大阪を含む近畿地方は9日に梅雨入りし朝から冷たい雨が降りましたが、ご覧のようにこの時間も多くの観光客が訪れています。
特に大人気の『イタリアパビリオン』は、行列が途切れることはありません。
オレンジの球体はよしもと興業のパビリオンで、球体の前にあるステージ・広場では連日、人気お笑い芸人の皆さんが登場して来場者を笑わせています。
とにかく広い、規模が大きい、そしてグローバル。キッチンカーやオープンキッチンのレストランなどもあって、漂ってくる香りも含めて異国情緒満載というところです。
今日から新潟のイベントが始まりました、会場は、大屋根リングから一歩外に出た『EXPOエキシビションセンター WASSE(ワッセ)』です。午前10時の開場から続々と観光客が訪れていて、にぎわいが途切れることはありません。
今回のイベントは山口県と共催ということもあり、会場の半分は山口県のブース・半分が新潟県のブースとなっています。
まず、センターに設置されたステージでは、古町芸妓が舞を披露しています。ステージでも様々なイベントが目白押しで、どこか山口県とのPRバトルのような感じにもなっています。
さて、今日は花角知事もこの会場を訪れ、このステージでオープニングセレモニーも開かれました。この万博で『どう新潟の魅力を世界に発信』するんでしょうか。」
午前10時の開場を前に、新潟のブースに訪れたのは-
■花角英世知事
「うまい。結構甘みが強いけど、べたつかずスッキリしている。」
花角知事も声高らかに新潟をPRします。
■花角英世知事
「新潟県はコメは言うまでもない。お酒も日本一の酒蔵の数を誇っている。今回は、食と暮らしの未来のエキスポなので、これからの食・サステナブルな持続可能な食を知ってもらいたい。これからの4日間、大勢のみなさんに楽しんでもらえることを期待。」
新潟県のブースで人気を集めたのが、12種類の日本酒を試飲できるブース。列が途切れません。
■大阪から
「(Q.新潟の酒どうですか?)」おいしいです。飲みやすい、全体的に甘くて。(Q.酔いは?)あまり酔わない。」
■兵庫から
「鮎政宗が一番おいしかった。衝撃だったのが『イットキー』。お酢みたいな甘酸っぱい味。現地で飲んでみたいと思いました。」
万博には、新潟市・佐渡市・糸魚川市もブースを出展し、それぞれ特産品や名物で地元をPR。3市の市長も駆けつけトップセールスです。
■新潟市 中原八一市長
「コメや酒以外にも特産品がたくさんありますので、どうか新潟のブースにも皆さん立ち寄ってください。」
会場内には、他にも新潟ゆかりのものが-
■岡拓哉アナウンサー
「大屋根リングの内側、会場のまさにど真ん中に、緑が生い茂る『静けさの森』があります。そこには〝大きなヒスイ〟が展示されています。しっかり『新潟県の石』とPRされています。」
■花角英世知事
「(万博は)新潟県の魅力を発信する絶好の機会と考えている。新潟の食の豊かさや伝統の文化・自然を多くの人に知っていただいて、実際に新潟に足を運んでいただけるように普段の食生活の中で新潟のものを選んでいただけるように(取り組む)。いいスタートが切れたと思う。」
午前10時のオープンから、この新潟県の催事会場も途切れることなく来場者が訪れています。会場内にどんなブースが設けられているか詳しく紹介します。
まず今回、万博に出展する新潟県のテーマは『未来の食』ということもあり、11日以降は県内企業が開発した『未来の食』の試食も予定されています。県内市町村からは、新潟市・佐渡市・糸魚川市が参加し、それぞれの特産品や魅力を各ブースで展示・販売しています。
『新潟市のブース』
新潟亀田蒸留所のウイスキーの試飲が行われています。ご存じの方もいるかもしれませんが、ハンコの大谷さんが手がける蒸留所ウイスキーです。海外の方にもPRをしています。
『佐渡のブース』
2024年に世界遺産に登録された佐渡の金山が前面に紹介されています。ブースの中で目玉なのが、佐渡の金山の内部をメタバースで再現しVRで体験できます。
『糸魚川市のブース』
相撲の町として、大の里のパネルがお出迎えしてくれます。大の里が中学・高校時代6年間過ごした縁もあって、横綱を育てた町としてこの万博で世界にPRしています。
今日は、海洋高校の相撲部員もブースに立ち、PRの一翼を担いました。
さて、新潟県ブースの目玉のひとつがコチラ。バーカウンターが設置されており、日本酒が並んでいます。いわゆる“角打ちスタイル”で、新潟の日本酒が楽しめるブースです。県内各地の酒蔵・常時11種類の酒が用意されているほか、開催期間の4日間日替わりで限定酒も1種類用意されています。
10日に用意された日本酒は、新潟県醸造試験場が作った純米大吟醸「NIIGATA SAKE breweries90」です。知事も試飲しましたが、まだ一般販売されていません。この酒は、今回のテーマ『未来の食』を伝えるひとつになっていて、オール新潟の酒造り・万博でしか味わえない日本酒というキャッチコピーでPRしています、
一体何が〝未来〟なのか。
■新潟県関西情報発信拠点 新潟をこめ 尾野祐介店長
「(Q.どんなところに期待?)色々な方にご来店いただく機会なので、その中でも新潟の日本酒やおいしいものを知っていただくいい機会。」
『角打ち』は、1500円で限定酒を含む3杯と枝豆などのおつまみ一品、そして万博限定のお猪口がもらえます。
新潟県の催事は、6月10日(火)~13日(金)の午前10時~午後8時まで4日間開催されています。7月には第2弾の催事もあり、まだまだ万博でのPRも続きます。