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2025.06.16【能登半島地震の液状化対策】新潟大学教授が地盤調査の結果報告、住民「少しずつ前がひらけてきた」【新潟】

【能登半島地震の液状化対策】新潟大学教授が地盤調査の結果報告、住民「少しずつ前がひらけてきた」【新潟】
新潟大学:卜部教授が住民に地盤調査結果を報告
能登半島地震からの復興は、いまだ道半ばです。液状化の被害を受けた新潟市江南区の天野地区では、新潟大学の卜部教授が住民に地盤調査の結果を報告しました。

天野中前川原自治会では、地震発生直後から地盤改良を伴う液状化対策を求めて活動を続けています。卜部教授は2024年11月、研究の一環として天野地区でボーリング調査を実施。6月12日に、その結果を報告しました。

■新潟大学 卜部厚志教授
「この地区で『地下水位低下工法』でいけるという話しではなく、検討しなければいけない場所がある。」

液状化対策には複数の方法がありますが、天野地区の住民は比較的コストが安く、他の地域で実績がある『地下水位低下工法』に期待を寄せています。卜部教授は、天野地区の7つの地点を調査しましたが、その中には『地下水位低下工法』を実施すると地盤沈下の可能性がある場所が見つかりました。その場所は、実施する難易度が高いか、出来ない可能性もあるといいます。

■新潟大学 卜部厚志教授
「(地下水位低下工法を)一番使いたい工法だと思う。出来るか・出来ないか、どうやれば出来るかを考えていく。出来ないで終わりではない。」

説明を聞いた住民は-

■天野中前川原自治会 増田進会長
「少しでも(地下水位低下工法が)可能な場所があるというだけで、ホッとした。残念ながら出来ない場所もあるんでしょうが、少しずつ前がひらけてきた。」

新潟市は、西区や江南区でのボーリング調査を終えていて、7月に有識者らによる検討会を、8月には住民説明会を実施するとしています。
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