2025.11.14【高校野球】「帝京長岡」1年生エースが粘投、県勢12年ぶり明治神宮大会【新潟】
英明 5-2 帝京長岡
秋の北信越大会で優勝した『帝京長岡』が明治神宮大会の初戦に臨み、エースが粘りのピッチングを見せました。
快晴の東京・明治神宮野球場。県勢としてじつに12年ぶりの明治神宮大会に臨むのは、全国大会初出場の『帝京長岡』。相手は四国大会を制した香川の英明です。
大事な初戦のマウンドは、1年生エースの工藤。中盤のキレのあるストレートを中心にスコアボードに0を刻みます。しかし3回、フォアボールやエラーなどで満塁のピンチを迎えると犠牲フライを打たれ、ノーヒットながら先制点を奪われます。
そのウラ、帝京長岡もノーヒットで1アウト3塁のチャンスをつくると、バッターはエース・工藤。ここで、キャッチャーの悪送球により思わぬ形で同点に。ただ6回もピンチを招くと、英明の足を使った攻撃で再びリードを許します。
それでも7回、気迫の連続三振。援護がないまま8回、フォアボールなどで1アウト満塁のピンチを招くと工藤の143球目で、走者一掃のタイムリーを浴び3失点。ここでマウンドを降ります。
工藤の力投に応えたい打線はそのウラ、満塁のチャンスをつくるとバッターはキャプテン・鈴木。フォアボールを冷静に選んで押し出し、これで3点差。
9回、このあと試合に臨む同じ系列の帝京高校が応援に加わり、大声援で後押ししますが・・・試合終了。
初の全国は悔しい初戦敗退。この借りは春の夢舞台で晴らします。
■帝京長岡 工藤壱朗投手(1年)
「この試合を絶対に一日も忘れずに、春・夏リベンジできるように練習したい。」
■帝京長岡 芝草宇宙監督
「このゲームが全国の舞台でどのように勝つか教えてくれた。来年に向けてこれなら絶対勝てるというものをつくり上げていきたい。」