2026.07.30かつて新潟も・・・熊本の地震被災地 猛暑の避難生活続く【新潟】
避難所を暑さが襲っていた2007年7月の中越沖地震
被災者の環境を少しでも良くするための対応が求められています。熊本県で最大震度7を観測した地震で被災地では、猛暑の中での避難生活が続いています。新潟は、19年前の中越沖地震で夏場の避難の難しさを体験しました。県内の専門家に注意が必要な点を聞きました。
熊本の被災地では、30日も35℃を超える気温を観測。厳しい暑さの中での避難生活が大きな課題となっています。
2007年7月の中越沖地震-
避難所を暑さが襲っていました。
■奈良瀬哲也記者
「こちらは避難所ですが、一歩中に入るとドッと暑さが増してきます。立ち止まっただけでも汗がにじみ出てきます。」
■中越沖地震の被災者
「急に暑くなった。寝れないね。」
当時、避難所では多くの扇風機を設置したほか、氷の塊をいくつも置いて暑さをしのぎました。各地の災害で避難所の運営支援などに携わってきた河内毅さんは、現在の暑さは19年前とはレベルが違うと強調した上で被災者が快適に過ごせる空間づくりを急ぐべきと話します。
■中越防災安全推進機構 河内毅マネージャー
「体を冷やせるようなエアコンやそういったものを速やかに届けることが大事。中越沖地震のときは氷があることで涼しさを感じられたってこともあったので、ゆとりをもてるような形があるといいのかも。」
暑さと衛生環境の悪化により、食中毒も心配されます。停電も続く中でとくに避難所ではなく自宅で避難する人の食品管理が難しくなります。
■中越防災安全推進機構 河内毅マネージャー
「冷蔵庫の中も停電になると温度が上がってしまう。いかに高い温度にならないような場所に置くかがポイント。」
新潟に住む人たちに対しては、あらためて食品の備蓄などを考えてほしいと話します。
■中越防災安全推進機構 河内毅マネージャー
「今の段階だと発災して間もないので『食事が届かない』と聞こえてくるので、最低3日分くらいはしのげるような備えをしておくのが大事。」
被災地・熊本へ、全国から支援も始まっています。新潟からは29日、北陸地方整備局の船が現地に向けて出発しました。飲料水300tと食料1700食などの支援物資を積み、緊急災害対策派遣隊『TEC-FORCE(テックフォース)』の隊員30人も乗船しています。31日熊本に到着し、被災者の入浴や洗濯などの支援を行います。
個人として被災地の支援を検討する際、衣料品などの『モノ』を送ると現地で混乱を招く恐れがあります。河内さんは、様々な団体が募る支援金などの活用を呼びかけます。
■中越防災安全推進機構 河内毅マネージャー
「現地でもいろんな支援団体が動いている。そういう支援団体を支えてもらうのが、非常に大事な支援のあり方かなと思う。」