2025.09.05この先も雨の日が多く 気温の高い状態も続きそう【気象予報士が解説|新潟】
週間予報
5日(金)は、台風15号の影響で午前を中心に広く雨が降りました。24時間降水量は、上越市川谷で55mm、湯沢町で44.5mmなど、上越や中越を中心に雨量が多くなりました。
この雨を降らせた台風15号の進路を見ていきます。
◆台風情報
現在、房総半島を東に進んでいて、東海の一部と関東が黄色い円の中の強風域に入っています。このあとも関東沖を東に進み、6日(土)午後には東海上で温帯低気圧に変わるでしょう。現在、台風によるまとまった雨雲は太平洋に抜けており強風域に入る可能性も非常に低いため、5日(金)夜以降は台風による県内への大きな影響はなさそうです。
さて、6日(土)は一時的に天気が回復する見込みです。
◆週末の予想天気図
6日(土)は、日本海に中心を持つ高気圧に次第に覆われてくるでしょう。はじめ雲が広がるところもありますが、次第に晴れてくる見込みです。
一方、7日(日)は日本海にのびる前線がゆっくりと南下してくるでしょう。このため天気が下り坂で、午後は下越から雨が降り出して次第に雨の範囲が広がりそうです。また、日差しの届く昼ごろまでは、厳しい暑さで猛暑日に迫るところもあるでしょう。
さらに、来週も不安定な空模様になりそうです。
◆週間予報
週明け8日(月)以降は、本州付近に秋雨前線が停滞する影響でぐずついた天気になるでしょう。所々で活発な雨雲がかかり、大雨になるところもありそうです。
しかし、気温は平年より高い日が続く見通しで真夏日のところが多くなるでしょう。
そして、新潟地方気象台も向こう2週間は平年よりも気温の高い日が多くなる見込みと発表し、引き続き熱中症などの体調管理や農作物・家畜の管理に注意するよう呼びかけています。