2025.08.14すでに約80万円の税金投入・・・JR新潟駅や周辺の公園でも トイレの壁に穴、ガラス割るなど被害相次ぐ【新潟】
新潟市は「ルールを守って適切に使ってほしい」と呼びかけ
JR新潟駅周辺で公衆トイレの設備などが壊される被害が相次いで発生しています。すでに修理費用などで約80万円の税金が投入されています。
■柿木哲哉記者
「現場は公園の一角にあります。こちらのトイレ、中央部分の多目的トイレの扉のガラスが割られ、現在カバーのようなものがつけられています。立ち入りもできなくなってしまっています。」
粉々に割られた扉のガラス、外からでも中のトイレが見える状態に。JR新潟駅近くにある米山公園。
新潟市によると、8月5日に地域の自治会関係者が多目的トイレの扉の窓ガラスか割られているのを見つけました。
さらに、米山公園から約800m離れた太陽公園でも・・・。
■柿木哲哉記者
「こちらの公園のトイレ、男女のトイレ、両方立ち入り禁止となっています。柵がつけられ、完全に中に入ることができません。」
■近くに住む人
「町内みんな監視しているんですけど『またやられた』と。すごい困っています。いたちごっこなので。」
太陽公園では、2023年までにオムツが流され使用できなくなるなどの迷惑行為が確認され、トイレを閉鎖。2025年4月にトイレの利用を再開しましたが、トイレットペーパーが流されるなどの被害が発生。再びトイレを閉鎖する事態となっています。
■太陽公園近くで働く人
「団体の騒がしい声が聞こえてきた。夜はちょっと怖いです。」
■太陽公園近くで働く人
「幼稚園の子どもが遊びにきたりする。本当にやめてもらいたい。」
2025年5月には、JR新潟駅南口の公衆トイレも壁3カ所に穴があけられる被害が発生。距離を見てみると、いずれも新潟駅付近で発生していて犯人はわかっていません。
このほか、女池IC近くの公園でも被害が確認されていて、新潟市はすでに約80万円の税金を投入しています。市は、一部の被害について警察に被害届を提出。警察は捜査するとともに、駅付近のパトロールを強化しています。
新潟市は、トイレの利用について「ルールを守って適切に使ってほしい」と呼びかけています。