2025.09.30ぜんそくに似た症状も〝秋の花粉症〟患者が増加傾向「重症化する前に早めに受診を」【新潟】
花粉が小さいので体の奥まで侵入しやすいので症状出たら早めの受診を
徐々に秋の気配を感じるようになりましたが、この季節に注意したいのが『秋の花粉症』です。症状を訴えて受診する人が増えているということで、その症状や注意点を専門家に聞きました。
長岡市の幸町耳鼻咽喉科では、8月に入ってから花粉症で受診する人が増えています。
■幸町耳鼻咽喉科 佐藤浩史院長
「例年9月に入ってから増えてくる印象。今年は8月中から症状・反応を持つ人が多く、ここ最近はぐっと増えている印象。」
春の花粉症は主にスギやヒノキの花粉などが原因ですが、『秋の花粉症』はブタクサやヨモギなど道端や公園などに生える植物の花粉が主な原因です。佐藤院長は、近年の高温が関係しているのではないかと推測しています。
■幸町耳鼻咽喉科 佐藤浩史院長
「夏の気温が大きい。今年・去年の気温にも影響を受ける。去年暑かったので、花粉の量も多いのではないか。」
症状は、春の花粉症と同じ鼻水やくしゃみなどが多く現れる一方、秋に出やすい症状もあるといいます。
■幸町耳鼻咽喉科 佐藤浩史
「春に比べて花粉が小さいので、体の奥まで侵入しやすい。気管や気管支に入り込んで、せきや息苦しさなど〝ぜんそく〟に似た症状が出やすい。」
佐藤院長は、症状が出たら重症化する前に早めに受診するよう呼びかけています。