新潟市の高齢の女性からキャッシュカードをだまし取り、現金を引き出すなどした疑いで千葉県船橋の女が逮捕されました。

警察の調べによりますと、千葉県船橋市の飲食店従業員の女(19)は、4月17日、何者らかと共謀し、新潟市東区の80代の女性の元に、警察官に成りすました人物が「キャッシュカードが不正に利用されている」と電話しました。女は銀行員を装って女性の自宅を訪れ、キャッシュカードを受け取ろうとしていましたが、女性の家族から通報を受けた警察が周囲を警戒。不審な動きをしていた女を発見し、職務質問から緊急逮捕しました。
女は当初は黙秘していましたが、その後、キャッシュカードを受け取ろうとしていたことを認めました。

その後の供述から余罪も発覚。
4月4日に、同様にキャッシュカードの不正利用があったとだましつつ、その際は家電量販店の店員を装って新潟市西区の80代女性の自宅を訪ねキャッシュカードをだまし取り、コンビニエンスストアのATMから100万円を引き出していたことがわかりました。警察は店内の防犯カメラなどから女の犯行と特定しました。
キャッシュカードは封筒に入った状態で預かり、封筒をすり替えて、女性に返したふりをしてだまし取る手口でした。
警察は女の余罪と、関わった人物などの捜査を進めています。