2025.09.30マイナ保険証を活用した「マイナ救急」10月1日から運用開始、ルール作りが課題【新潟】
10月1日から全国で始まる『マイナ救急』
救急隊員がマイナ保険証を活用する『マイナ救急』が10月1日から全国で始まります。県内でも運用が始まりますが、どのような仕組みなのか消防に聞きました。
『マイナ救急』は、消防の救急隊員が搬送の際にマイナンバーカードに保険証を登録した「マイナ保険証」で患者の病歴などを確認し、適切な医療の提供に生かそうという取り組みです。新潟市では、2024年に救急車を使用した患者の約7割が65歳以上の高齢者で、搬送に必要な情報の聞き取りが難しかったことも多かったといいます。
■新潟市消防局救急課救急管理係 田中大輔係長
「1分くらいで閲覧可能。ログインしてしまえば閲覧まではスムーズ。このようなシステムを利用して正確な情報を閲覧できるようになったので、とてもメリット。」
消防庁によると、閲覧には患者本人の同意が必要ですが、救急隊が救命に必要と判断した場合は患者の同意なしでも「マイナ保険証」を活用して医療情報を閲覧する場合があるということです。
消防庁は今後、患者本人の事前の同意を得て閲覧するシステム作りを検討していくとしています。
■新潟市消防局救急課救急管理係 田中大輔係長
「マイナ救急を円滑に活用するためにルール作りをしっかりしていき、活動の中でスムーズに取り組めるようすることが課題。」