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2025.06.18上越市で相次ぐ盗難 田んぼの給水栓などの「鉄製のふた」費用負担大きく被害者は憤り【新潟】

上越市で相次ぐ盗難 田んぼの給水栓などの「鉄製のふた」費用負担大きく被害者は憤り【新潟】
合計約20枚盗まれた「鉄製のふた」
上越市の田んぼで『給水栓のふた』が盗まれる被害が相次いで発生しています。農家は、新たな被害が出ないよう対応に追われています。

■諏訪地区南新保 草間隆一郎町内会長
「これが最初になくなった、被害を受けた給水栓。朝に田んぼの水を見に来られた方から『ふたが無くなっている』という連絡を受けて。」

上越市南新保の田んぼでは、給水栓や排水路の鉄製のふたが盗まれる被害が立て続けに発生しています。

■諏訪地区南新保 草間隆一郎町内会長
「約11枚(なくなる)。その後、約8~9枚、合計約20枚(盗まれた)。ここの整備をしてから20年経つが(盗まれたのは)初めて。」


盗まれる被害は、市内の他のエリアでも-
上越市では、17日までに南新保や上真砂を中心に合わせて43枚の『給水栓のふた』が盗まれる被害が確認されています。

日本鉄リサイクル工業会によりますと、盗難が増加している背景には鉄スクラップが高値になっていることが考えられるといいます。鉄スクラップ1tあたり平均2万円ほどでしたが、2020年以降は平均約5万円に。鉄スクラップから鉄に溶解する際、二酸化炭素の排出が抑えられるため、環境価値が上がっているそうです。

ふたは、給水栓を保護するため重要な役割を果たすといいます。

■諏訪地区南新保 草間隆一郎町内会長
「日光に当たりホースが劣化するのを防御する。直接、雪が当たらないような役割をする。」

盗まれたふたは、基本的には田んぼを所有する農家個人の負担になるため、特に費用面での負担が大きいといいます。

■諏訪地区南新保 草間隆一郎町内会長
「これに関しては耕作者が負担する。すごい憤りを感じる。」

■被害にあった農家 上島俊明さん
「どうしてこんなことをするんだろう。お金がかかるし個人の負担が大きい。変えてから万全だろうとも言い切れない。」

今後は、代用のふたの導入を検討しています。

■諏訪地区南新保 草間隆一郎町内会長
「鉄が盗難の原因じゃないかと思い、コンクリートの板、樹脂でできた板があるそうなので順次変えていきたい。」
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