2025.10.20内部を特別に公開「関越トンネル」関越自動車道 全線開通40周年【新潟】
毎年春から秋にかけて関越トンネルのインフラツアーを実施
10月2日で関越自動車道が全線開通して40周年を迎えました。今回、山岳部を通るトンネルとして日本最長を誇る『関越トンネル』の裏側が特別に公開されました。東京から長岡を結ぶ関越自動車道は、1985年10月2日に全線246.3kmが開通しました。
上・下線それぞれ全長11kmある『関越トンネル』。1985年10月に下り線の共用が開始され、その6年後(1991年)に全区間が4車線化されました。
関越トンネルの上下線の間にある細いトンネル。全長は同じく11kmで『避難抗』と呼ばれ、トンネルの維持・管理や万が一事故が発生し避難が必要な場合などに使用されます。
到着したのは、群馬県にある谷川地下換気所の入り口。
■NEXCO東日本 湯沢管理事務所 小澤善昭副所長
「すごい勢いで水が流れている。この山全体で毎分18tの湧き水が出ていると言われている。」
谷川山系の雪解け水。雨水や雪解け水が6年かけて湧き出てくることから〝谷川の6年水〟と呼ばれています。
こちらは換気設備、トンネル内の汚れた空気を排出する排風機ときれいな空気を送り込む送風機です。
■NEXCO東日本 湯沢管理事務所 小澤善昭副所長
「最大45度の角度になったときに最大出力 毎秒31mで、風の強さでトンネルの中にきれいな風を送ることができる。」
高さ180mの換気塔、600段のらせん階段になっています。当時は工事用のエレベーターが設置され、資材を運んでいたといいます。
■NEXCO東日本 湯沢管理事務所 荻野政行所長
「これからも皆様に安心・安全にお使い頂けるように全力で管理したい。」
NEXCO東日本では、毎年春から秋にかけて関越トンネルのインフラツアーを実施しているということです。