県立病院の財政立て直しの一環で県は県立松代病院の入院病棟を廃止し、診療所に転換する方針です。これに対して、十日町市の関口市長らが知事と面会し、診療所となったあとも地域の医療体制を維持することなどを要望しました。

県は5月に松代病院の入院機能を十日町病院に移したうえで、2026年4月から『松代診療所』に転換する方針を示していました。10月に魚沼地域の医療関係者などがこの方針に合意したことから、11月11日に地元・十日町市の関口市長らが花角知事に地域の医療水準の維持を求める要望書を手渡しました。

高度な医療を受けるために遠方への移動を余儀なくされるとして、十日町病院の人工透析・精神医療・分娩機能などの強化も求めました。

■十日町市 関口芳史市長
「(松代地域は)山間地で暮らす高齢者が多い。そういう人が安心して高度医療・近くの医療にアクセスできることも重要な観点。」

知事は要望に対し、前向きな姿勢を示したということです。