2025.08.14可憐な紫色の花咲かす 国の絶滅危惧種「オニバス」開花 5年前から人工的に繁殖【新潟・上越市】
「オニバス」見ごろは8月末まで
国の絶滅危惧種に指定されている『オニバス』が、上越市三和区で開花しています。
上越市三和区にある谷内池。環境保全団体や三和中学校の生徒らが連携し、5年前から三和区内の6カ所で人工的にオニバスを繁殖させてきました。2011年を最後に開花の確認が途絶えていたといいますが、活動を始めて2年目から徐々に花が咲き始めました。茎には無数の鋭いトゲが生え、荒々しいイメージとは対照的に紫色の可憐な花を咲かせるのが特徴です。
■三和の自然と地域を育む会 佐藤正春会長
「去年は気象条件がよくなかったが、今年は春先から高温だった。かなり発芽率が高くて成長も良かったので、皆さんに良い花を見せることができた。」
オニバスは、8月末までが見ごろだということです。