小泉農水大臣がJAに対し『コメの概算金制度』の見直しを求めていることについて、JA新潟中央会の伊藤能徳会長は27日の会見で「今後検討していく」としました。

20日、JA全中の山野会長と面会した小泉進次郎農水大臣。

■小泉進次郎農水大臣
「農家のみなさんのことを考えたときに、今まで基本は概算金の一時払いだったところを、これからの基本は買い取りだと認識の一致を見ました。」

小泉大臣は、集荷前に農家に代金を仮払いする『コメの概算金制度』を見直し、直接買い取りに改めることを求めています。
27日に会見を開いたJA新潟中央会の伊藤能徳会長は、小泉大臣の発言について問われ－

■JA新潟中央会 伊藤能徳会長
「買い取り方式も1つの選択肢であったり、また概算金についても様々な議論があろうと思いますけれども、やっぱり一長一短だという風に感じております。今後も検討しながら進めたいと思います。」

備蓄米の放出や輸入米の入札など、コメに対する政府の対応については－

■JA新潟中央会 伊藤能徳会長
「小泉さんはよく『消費者目線』と言われますけども、消費者と同じくらいに生産者に対しても目配り・気配りが必要だという風に考えております。(生産者を)支えていただく政策を要望したいと思います。」

JA新潟中央会は、コメ価格の安定を目指し制度改革を検討するとしています。