2025.10.21巻機山で動けなくなった40代男性を救助 同行の60代男性は意識を失ったのち行方不明に 付近で身元不明遺体発見【新潟・南魚沼市】
【資料】新潟県警のヘリコプター
南魚沼市の巻機山で登山をしていた群馬県の40代男性が、下山中に動けなくなり、20日午前、新潟県警のヘリコプターに救助されました。男性にけがはありません。一方で、この男性と同じグループの60代男性の行方がわからなくなっています。巻機山では21日午後に身元不明の遺体が見つかっていて、警察が関連を調べています。
警察によりますと、群馬県前橋市の40代男性を含む4人グループは、18日から巻機山の山頂を目指して沢登りを始めました。グループはこの日、宿泊予定の避難小屋に到着できず、登山道で一泊しましたが、翌19日午前6時頃、メンバーの60代男性がめまいを訴え、その後意識を失いました。残る3人は60代男性を動かすことができず、男性を残して下山を開始しましたが、同日午前10時頃に今度は40代男性が動けなくなりました。
40代男性は自ら「下ることも上ることもできなくなった」と消防に通報。20日午前になって新潟県警航空隊のヘリコプターに救助されました。けがはありません。また他の2人も自力で下山して無事です。
一方で、意識を失って登山道に残された60代男性とは、その後連絡がつかなくなっています。21日午後2時半頃、県警ヘリが近くの沢に面した林の中で身元不明の男性遺体を発見していて、警察はこの遺体が60代男性である可能性が高いとみて、詳しく調べています。