2026.06.25度重なる獣害・・・農家「もう無理」北五百川の棚田 今年で見納め【新潟・三条市】
「日本の棚田百選」にも選ばれている三条市『北五百川の棚田』
「日本の棚田百選」にも選ばれている三条市『北五百川(きたいもがわ)の棚田』の大部分の作付けが今年で終わります。度重なるイノシシなどの獣害で、農家は「継続を断念した」と話しています。
■佐野誠五さん
「ここが棚田の頂上です。ここから見る景色が一番きれい。棚田・集落・田んぼ・山があってバランスのいい棚田。」
標高1293mの粟ヶ岳のなだらかな斜面地帯に広がる三条市『北五百川の棚田』。約400年続く棚田とされていて、1999年に農林水産省の『日本の棚田百選』に選ばれています。50年ほど前からこの棚田を守ってきた佐野誠五さん(77)。
■佐野誠五さん
「秋は秋で真っ黄色くなるから、きれいになる。違う色が田んぼにあると安心する。コントラストがいい。」
佐野さんは、棚田の約6割におよぶ90aほどでコシヒカリの作付けをしています。
■佐野誠五さん
「全国の棚田百選に選ばれて、そうしたら皆さん大勢来るようになった。『良いところだから頑張ってください』とみんな言う。じゃあ、俺がやれるだけやるしかないと頑張ってきた。」
しかし、佐野さんはほとんどの部分で耕作を終えることを決めました。理由は、長年悩まされてきたサルやイノシシによる被害です。2025年は15万円ほどの被害がでました。
■佐野誠五さん
「(サルなどは)田んぼの稲を食べるんですね。そうするとコンバインの稲刈りもできない。収量も少ないし、毎朝回ってみると『ここもここもやられた』と思うと、もう無理だと。今年でやめようと決心した。」
現在の景観は・・・今年で見納めです。
■佐野誠五さん
「田んぼに稲があるとないとでは、景色が全然ちがう。今年が最後だと思ってみなさんには見てほしい。」