2025.07.30新潟県が農作物の渇水被害への応急支援策を公表 市町村の補助事業などを支援【新潟】
【資料】乾いた水田
新潟県は30日、渇水による農作物への被害に対する応急支援策を公表しました。市町村や土地改良区などが行う補助事業や、干ばつで傷んだ水田などの復旧作業を支援します。
新潟県内は連日35℃以上の猛暑日が続き、渇水による農地への影響が深刻化しています。今後も高温と少雨が続くと見込まれるため、県は被害を防ぐ目的で当面の支援拡充を決めました。
具体的には、ポンプ調達や井戸の設置・水管理体制の構築などに対する市町村の補助額の2分の1を支援。市町村がひび割れた水田や傷んだ養鯉池を復旧する際の費用も補助します。期限は現時点では定めず「当面の間」としています。
花角知事は30日午前の会見で「農業への被害については、できるだけの応援をしていきたい。市町村や農業関係団体と連携して対応する」と述べました。県によりますと、県内13の地域振興局のうち7つの局の管内で渇水によって天水田が枯れたり、枝豆など園芸作物の葉が枯れるといった被害が報告されているということです。
知事は、状況に応じて国に支援を働きかける考えも示しました。