2025.11.12村上大祭の屋台行事「おしゃぎり」ユネスコ無形文化遺産登録へ【新潟・村上市】
村上大祭の屋台「おしゃぎり」
毎年7月に村上市で開催される村上大祭の屋台行事『おしゃぎり』が、ユネスコの無形文化遺産に登録される見通しとなりました。
村上大祭は、390年ほどの歴史をほこり毎年7月に開催されています。各地区ごとに準備した『おしゃぎり』と呼ばれる屋台が町を練り歩きます。
ユネスコ無形文化遺産には、すでに2016年に「山・鉾・屋台行事」が記載されていました。
これまでに文化庁は、『おしゃぎり』について「村上祭の屋台行事」として、さらにこれと合わせて茨城県の「常陸大津の御船祭」・富山県の「放生津八幡宮祭の曳山・築山行事」・滋賀県の「大津祭の曳山行事」の4件についてユネスコ事務局に追加を提案していました。これに対し、このほど評価機関から登録するように勧告があったということです。
それぞれの祭りが自然資源の利用や創造性と持続可能性・コミュニティー間の交流を促進していることなどが評価されています。
勧告を受けて、2025年12月にインドで開催される第20回政府間委員会でユネスコ無形文化遺産への登録が最終決定される予定です。