2025.10.02水を張らない田んぼ〝乾田直播〟で育てたコメの稲刈り「収量も目標通り」【新潟】
収穫されたコメは来年度以降の実証実験につなげる
新潟市北区で、水を張らない田んぼに直接種をまく『乾田直播(ちょくは)』と言われる栽培方法で育てたコメの稲刈りが行われました。
農業法人「ベジ・アビオ」は、高温耐性に優れる「にじのきらめき」を『“節水型”乾田直播』という新技術で試験栽培しています。通常の稲作では、土を起こし水を張ったうえでハウスなどで育てた苗を植えますが、この新技術では種もみを直接乾いた田んぼにまき土を湿らせる程度の水で栽培します。田植えや水管理の手間を削減することができ、農水省の試算では生産コストの6割が削減可能になります。
目標の収量は300kg程度。
直播栽培は生育が安定しないことや収量が減るなどの心配もありますが、その出来栄えはー
■ベジ・アビオ 加藤和彦さん
「食味はまだこの(コンバインの)データでしかないですけど、そんなに悪くない。収量も概算ですけど目標通りというところにいったので、御の字じゃないでしょうか。」
収穫されたコメは等級検査を行い、来年度以降の実証実験につなげます。