2025.08.04水不足で…イネが枯れる被害も「まともなコメはとれない」県内各地で渇水が深刻化【新潟・魚沼市】
「とにかく雨がほしい雨」
コメのトップブランド『魚沼産コシヒカリ』を栽培する関隆さん。
一部の田んぼではイネが枯れる寸前に-
■関隆さん
「2週間以上水が全然入っていない。この暑さだから枯れる寸前。残念。」
水源となる近くの川の水量が低下し、関さんによると1カ月ほどまとまった雨が降っていないと言います。
■関隆さん
「たった今 水が入れば生き返るが、相当ダメージ受けているのでまともなコメはとれない。ここは諦めている。」
また、暑さの影響で2024年からカメムシが大量に発生。品質低下の原因となるため、ドローンを使って農薬散布を行っています。
■関隆さん
「コメが斑点米になって等級も下がるし、収量も落ちるし厄介。」
暑さの影響でイネが栄養不足のため、関さんは3回目の穂肥を実施しました。
一方で、散布機は重たく市内の農家は高齢者が多いため、作業ができない農家もいると言います。
■関隆さん
「年寄りにこの暑い中、重い道具を背負って3回まくのは無理。」
魚沼産コシヒカリにとって、今はイネの穂が出る大切な時期。
5日から県内でも雨予報となっていますが-
■関隆さん
「とにかく雨がほしい雨。一日も早く雨(がほしい)。」