2025.08.15海保機のプロペラが滑走路に接触し破損「重大インシデント」に認定、国が調査【新潟】
プロペラ4枚の先端が破損
第九管区海上保安本部新潟航空基地所属のプロペラ機が、石川県の能登空港でプロペラを滑走路に接触させる事故を起こしていたことがわかりました。国土交通省は『重大インシデント』に認定し、調査に入りました。
13日、石川県の能登空港を離陸する航空機の映像。機体が1回、2回と上下に揺れているように見えます。約2時間後、新潟空港に着陸した機体はプロペラ4枚の先端が破損していました。
第九管区海上保安本部などによりますと、この航空機は13日午後2時ごろ、能登空港で連続して離発着を行う訓練を実施。その際、滑走路にプロペラが接触して破損しました。搭乗していたパイロット2人を含む6人にケガはありません。
国土交通省は14日、この事態を「事故につながりかねない重大インシデントに該当する」と判断。運輸安全委員会が15日、新潟に調査官2人を派遣し原因の調査を始めました。
■運輸安全委員会 田上啓介航空事故調査官
「飛行機の損傷がどこにあるのか乗員へのインタビューをしまして、どういった操作・どういった天候だったか、そのようなものを含めて原因を分析してまいりたい。」
運輸安全委員会は16日、能登空港で滑走路の状態を調べる予定です。