柏崎市消防署の消防士が潜水訓練中に死亡した事故をめぐって、第三者委員会は安全管理体制などの観点から再発防止策を提案した報告書をまとめました。

去年10月、柏崎市の海水浴場で柏崎消防署の26歳の隊員が訓練中におぼれ、死亡しました。
弁護士や大学教授らによる第三者委員会は、18日に5回目の会合を開催。資機材や安全管理体制などの観点から分析し、再発防止策をまとめたことを明らかにしました。

■第三者委員会 小林彰委員長
「どの原因がなければ大丈夫だっただろうということはなく、どれも必要な対策。強弱や優劣は考えなかった。」

報告書の具体的な内容を明らかにされていませんが、3月、市議会で死亡した隊員の体調不良の情報が共有されていなかったことや訓練の監視体制の問題が指摘されていました。

■柏崎市消防本部 小林晴久消防長
「水難救助計画の改善に当てながら水難救助訓練やその活動現場を報告書に則したものにしたい。」

報告書は今月中に柏崎市消防本部に提出され遺族や市議会に報告される予定です。