2025.06.25火災で運転休止していた長岡市の「ごみ処理施設」7月再開を発表 火災防止策を強化【新潟】
『リチウムイオン電池』など、ごみの分別はしっかりと
火災の影響で運転を休止していた長岡市のごみ処理施設が、7月1日から再開すると発表されました。
2024年4月、中之島信条クリーンセンターの周辺は白い煙が立ち込めていました。稼働したばかりのごみ処理施設で起きた火災。不燃ごみに混入していた『リチウムイオン電池』が原因と見られています。この火災で、不燃ごみを砕く高速回転破砕機や選別機などが全焼するなどして、1年以上運転を休止していました。
長岡市の磯田市長は25日の会見で、施設の復旧工事が完了したとして7月1日から運転を再開すると発表。復旧にかかった経費は、約12億円だったということです。
■長岡市 磯田達伸市長
「火が出ても火災が拡大しないよう対策を強化しております。これまで以上に安全対策にしっかりと取り組みながら、二度とこうした休止状態が起きないように努めてまいりたい。」
再開にあたっては、火災防止策として温度センサーや炎検知器・散水配管の増設、さらに中央操作室の監視を1人から2人に増やすなどしています。
長岡市は、年々回収が増えている『リチウムイオン電池』について、市民に分別をしっかりして指定した日に出してほしいと呼びかけています。