2025.09.02狙われた銅製の避雷針「普通の人が登っていって盗むのは…」下越地区のダム管理施設で盗難相次ぐ【新潟】
被害は、新発田市や村上市など下越地区で相次いでいて14件に上る
先週、ダムの管理施設で銅製の避雷針などが盗まれているのが見つかりました。被害は、新発田市や村上市など下越地区で相次いでいて14件に上ります。
「電柱のさらに先のところに約3mの避雷針があった。」
高さ約10mのこちらの設備。本来は導線の先に避雷針が付いていましたが、先週木曜日に何者かに盗まれていることがわかりました。
■県新発田地域振興局地域整備部 池田智浩副部長
「あそこの棒の足場から足をかけて登っていったと思われる。普通の人が登っていって盗むのはかなり困難だと思う。」
盗まれたのは、約3mの避雷針と12mほどの導線です。
共通するのはいずれも銅製だということ-
■県新発田地域振興局地域整備部 池田智浩副部長
「ボルトを緩めて避雷針を抜いて、そのうえで銅線を引き抜いてくるので相当の時間がかかる。」
先週火曜日に村上市で最初の被害が確認されると、その後さらに3件の被害を確認。胎内市や新発田市でも調査すると8件が発覚。合わせて14件が確認されました。
そもそもこれらの設備は、ダムの放流を安全に行うためのもの。管理する県は許されない行為としています。
■県新発田地域振興局地域整備部 池田智浩副部長
「今後、落雷した際にダムの警報局が損傷する可能性が高い。広く情報収集をしたうえで有効な盗難対策をしたい。」
県は、それぞれの被害について警察に相談していて、警察が捜査を進めています。