2025.08.04生活用水への影響なし 海水を押し返せず…信濃川で塩水遡上を確認・水門閉鎖【新潟】
なぜ遡上?
7月、水道水の水源となっている『信濃川』で海水の遡上が確認され、信濃川の水門が閉鎖されました。今のところ生活用水への影響はないということです。
新潟市の水道水の水源となっている『信濃川』。7月28日、水道水を取り込む取水塔から3km離れた信濃川の水門で海水の遡上が確認されました。
■新潟市水道局技術部浄水課 平山保栄課長
「6月下旬からほとんど雨が降ってない状態ですので、河川流量が低下したことによって塩水遡上が確認されているところです。」
新潟市によりますと、通常の川の水の流れがあれば流れてくる海水を押し返すことができます。しかし、流量が減ったことで水門まで海水が遡上したとみられるということです。
■柿木哲哉記者
「信濃川の水門は一部が閉じられ、現在は中央だけが開けられています。通常よりも幅を狭くすることで川の流れが早くなり、塩水の遡上を防ぐことがきたいできるということです。」
水道水を取り込む取水塔にまで海水が遡上し、生活用水への影響が心配されたことから7月30日に信濃川の水門が一部閉じられました。今のところ取水塔への海水の流れ込みは確認されていません。
■新潟市水道局技術部浄水課 平山保栄課長
「降雨があった方が遡上も収まりますし、飲み水としてもフレッシュな水が提供されることになります。一刻も早く降雨を期待したいと思っております。」