2025.10.06用水路に落ちたクマ撮影「人間の叫び声かと思うくらいすごかった」、県『クマ出没特別警報』を発表【新潟】
撮影した女性がその時の恐怖を語る
県は6日、クマによる人身被害の危険が高まっているとして【クマ出没特別警報】を発表しました。
新発田市では、用水路に落ちたクマが見つかり、撮影した女性がその時の恐怖を語りました。
6日午後1時半すぎ、新発田市小戸の用水路にクマが落ちているのを近くの会社の従業員が撮影していました。
■撮影した女性
「黒い物体が通ったので『クマだ、110番通報だ』と110番通報してもう一人の人はドアを閉めた。」
こちらが、その時の映像-
子どもと見られるクマが用水路に落ちています。そこに親クマとみられる大きなクマが現れ、助け出そうとしているようにも見えます。
■奈良瀬哲也記者
「親クマと小グマ2頭は、こちらの用水路で発見されました。その後、親クマは山の方に逃げたということです。」
その後、用水路に落ちていたクマは地元の猟友会によって捕獲されたということです。
■撮影した女性
「親クマは上り下りしていたので、助けにいきたかったんでしょうけど助けられなかったみたい。(Q.どんな声?)すごい声、人間の叫び声かと思うくらいすごかった。」
4日、妙高市ではランニング中の男性がクマに襲われ腕を骨折。今年度のケガ人は10人目となり、県は6日 危険度が高まったとして【クマ出没特別警報】を発表しました。
■鳥獣被害対策支援センター 小根沢元浩所長
「県民の皆様にクマへの最大級の警戒と命を守る行動をとっていただくため、警戒段階を引き上げ【クマ出没特別警報】を発表いたします。」
県内では、2025年4月~9月末までのクマの目撃と人身被害の数がいずれも過去最多となっています。