2026.03.18県内で子グマの目撃相次ぐ エサ不足が影響か、狩猟免許持つ公務員を導入【新潟】
母グマも自分がエサを取るのにいっぱいいっぱい・・・
県内では、今年に入り子グマの目撃が相次いでいます。専門家は、山にエサがないことが影響していると話しています。
■白井希咲記者
「新発田市では先週、体長約50cmの子グマ一頭が目撃されました。近くに民家はなく、田んぼの方に逃げていったということです。」
10日、新発田市繁山で住民から「子グマが出た」と市役所に通報がありました。また、2月末にも市内の別の場所で子グマの目撃情報が相次ぎました。
■近くの住民
「子グマでも怖い。あまり出歩かないようにしようかなと。」
子グマが多く出没する理由について、専門家は山にエサが少ないことが影響しているといいます。
■新潟大学 箕口秀夫名誉教授
「母グマも自分がエサを取るのにいっぱいいっぱいで、子グマの面倒まで上手に見られなかったこともあって(子グマが)母グマから離れて行動してしまうことがある。」
箕口名誉教授によると、県内のクマの目撃のうち半分以上を占めるのが『子グマ』だということです。
■新潟大学 箕口秀夫名誉教授
「市街地の近くは、なかなか冬眠をするのにいい場所もない。さらには冬眠をすることについてお母さんから学習をしていないこともあって、早い時期に冬眠からあけてしまうことが起きている可能性がある。」
県内の自治体では、狩猟免許を持つ公務員『ガバメントハンター』など鳥獣被害対策に特化した専門員の導入を進めています。
■三条市農林課 藤家憲課長
「職員が直接駆除することを求めているわけではなく、市の活動と猟友会の間の調整や有効的な手法を専門的知見をいただきながら、より効果的な対策にしたいのが狙い。」
三条市では、今年度クマの目撃や痕跡が約140件あり、過去10年間で最多だということです。
■三条市農林課 藤家憲課長
「クマだけじゃなくてイノシシの頭数が増えたり、だんだんと市街地に出るようになってきたので、総合的に鳥獣被害対策を強化しなければいけないと考えている。」
専門員は、わなのパトロールや捕獲・鳥獣の追い払いなど被害防止の啓発活動などに取り組みます。
■三条市農林課 藤家憲課長
「おりの設置から捕獲まで迅速に対応できるし、緊急の対応もより迅速にできると考えている。」