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2025.09.22県内の下水道管にも破損・腐食、地中に空洞も・・・陥没の可能性は?【新潟】

県内の下水道管にも破損・腐食、地中に空洞も・・・陥没の可能性は?【新潟】
『緊急度Ⅰ』となった長岡市の下水道管
埼玉県で1月に起きた道路陥没事故を受け、全国で下水道管の重点調査が実施されています。
県内でも、腐食や破損により原則1年以内の対策が必要な下水道管が約800mあることが分かりました。県内での調査は、埼玉県八潮市の事故現場と似た構造の場所など、これまでに県内5.8kmの区間で実施されています。

■岡拓哉アナウンサー
「新潟市東区の国道113号の下を通る下水道管は、189mにわたってコンクリートの腐食が確認され1年以内に対策工事が必要だということです。」

これまでの調査で、県が管理する新潟市内と長岡市内の下水道管あわせて約600m。新潟市が管理する145mの区間が原則1年以内に補修が必要とされる『緊急度Ⅰ』に該当することが分かりました。

こちらは『緊急度Ⅰ』となった長岡市の下水道管。管内で発生する硫化水素により、壁面のコンクリートがはがれ薄くなっています。今回『緊急度Ⅰ』となった県が管理する管は、設置して40~46年経ったものでした。

■県土木部下水道課 富永尚秀課長補佐
「(県内の下水道管は)高度経済成長期につくったものが大半を占めている。コンクリートの耐用年数が50年と言われているので、この10~20年で(対策が必要な管が)急増していく傾向。」

『緊急度Ⅰ』の管を含め現状すぐに陥没が生じる危険性は低いと言いますが、できるだけ早く対策をとりたいとしています。

一方、新潟市の管理区間では-

■岡拓哉アナウンサー
「スーパーやクリニックが立ち並ぶ新潟市中央区上所です。生活の拠点に接するこの市道の地中に空洞が2カ所見つかりました。交通量の多い道路で、市は早急に対策を進めたいとしています。」

新潟市によると、空洞は下水道管からの漏水が原因とみられます。
地中の深い位置にあるためただちに大規模な陥没が起きる可能性は低いということですが、隣接する会社で働く人はー

■隣接する会社に勤務
「水没しやすいです、この道。八潮市のように落ちたら大変ですよね。早く見つかるなら先に見つかってほしい。」

新潟市は、10月末までに下水道管を補修したうえで空洞を埋める工事に取り掛かるとしています。
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