2025.11.13県内今シーズン初「インフルエンザ注意報」昨季より約1カ月早い【新潟】
医療機関「早めのワクチン接種を」
県は、今シーズン初めて県内全域に【インフルエンザ注意報】を出しました。医療機関では、早めのワクチン接種を呼びかけています。
長岡市の幸町耳鼻咽喉科。インフルエンザの患者数は例年1~2月にピークを迎えますが、今年はすでにピークに迫っているということです。
■幸町耳鼻咽喉科 佐藤浩史院長
「今年は9月中から感染した人もいるし、ピークは早まっていると想定される。『(ワクチンを)打つ前にかかった』と言う人が一定数いる。」
県によりますと、11月3日からの1週間で定点医療機関当たりのインフルエンザの患者数が「11.20」となり、国の示す注意報基準の10を超えました。昨シーズンに比べて注意報の発令時期が1カ月程度早くなっています。
佐藤院長は流行が早まった理由について、この夏の猛暑による長時間のエアコンの使用が影響しているのではないかと推測しています。
■幸町耳鼻咽喉科 佐藤浩史院長
「ウイルスが好む低温で乾燥し換気されない密閉空間という環境が、猛暑の中で作られていた。ウイルスが活発化しやすい環境があった。」
佐藤院長は、早めのワクチン接種を呼びかけています。
■幸町耳鼻咽喉科 佐藤浩史院長
「もしかかった時に症状を軽く抑えるためにワクチンの接種は非常に大事。」
県では、手洗いやうがい・外出が必要な場合はマスクの着用など、基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。