2025.10.09聞きつけた常連客が連日大行列「やり切った」創業52年のラーメン店「そばよし」が11月3日に閉店【新潟・柏崎市】
閉店を決意した理由は?
柏崎市の老舗ラーメン店『そばよし』が11月3日で閉店します。最後にあの味をかみ締めようと、連日 常連客が大行列を作っています。
ずらりと並んだ行列は約80人。柏崎駅前の商店街にあるラーメン店『そばよし』は、1973年の創業から52年にも渡り県内外のお客さんから愛され続けてきました。11月3日で閉店することを決めたところ、聞きつけた常連客が連日大行列を作っています。
■そばよし店主 西村伯和さん(79)
「(お客さんの行列を見て)想定外、想像していなかった。」
■妻・文子さん(79)
「こんなに早くから並ぶとは思わなかったし、ありがたい。」
店主の西村伯和さん79歳。同い年の妻・文子さん(79)と従業員を合わせて8人で店を切り盛りしてきました。
メニューはラーメンの他全部で15種類ほど。名物はチャーシューが花びらのように盛り付けられた「チャーシューメン」です。お客さんのほとんどが注文するといいます。
■20年来の常連客
「(Q.何時から並んだ?)午前9時過ぎ。味があっさりしててたくさん食べられる。チャーシューがおいしい。」
■40年来の常連客
「麺との絡みもすごくおいしいし完食です。スープも完食。ここがなくなるのがすごいショックで、(閉店を)知ったときは毎日来ようかなと。」
■常連客
「閉店の知らせを聞いて駆け込んだ。(Q.味は?)最高です。」
開店から1時間が経っても行列が絶えることはありません。
これほど愛され続ける中、なぜ閉店を決意したのでしょうか。
■そばよし店主 西村伯和さん(79)
「仕事をしながら体を壊すよりも(引退は)この時期なんじゃないかと。」
元気でいられる80歳を目途に閉店しようと10年ほど前から決めていました。駆け抜けてきた52年間を振り返り、今は「やり切った」という思いが強いといいます。
■妻・文子さん(79)
「一日一日お客さんとを迎えて頑張るしかないですね。体に気を付けて。お客さんには『本当にありがとうございました』と言うしかない。」
西村さん夫妻は、11月3日までこの味を守り続けます。