2025.12.09視覚障がいの中高生がメイクを学ぶ「前向きな気持ちに」社会参加をメイクの力で後押し【新潟】
資生堂ジャパンが開いた『ガイドメイク』のセミナー
視覚に障害があってもメイクを楽しんでもらいたいと、大手化粧品会社が新潟市の特別支援学校でメイクのセミナーを開きました。
資生堂ジャパンが開いた『ガイドメイク』のセミナーには、視覚に障がいのある4人の中高生が参加しました。『ガイドメイク』とは、視覚障がいのある人が自分でメイクができるよう資生堂が開発した化粧法で、9日は講師が手を添えて正しい洗顔やスキンケアなどの方法を伝授。クリームの適量は模型を使って感覚を掴みます。
生徒たちは眉毛のメイクにも挑戦。はみ出さないよう、人さし指を当てながら描いていきます。口紅を塗ると一気に華やかになりました。
■生徒
「自分では失敗すると思って前からやる気にはならなかったが、今回自分でいろいろやってみて本当に楽しくて前向きな気持ちになりました。」
■資生堂ジャパン美容戦略部 亀井菜穂子さん
「視覚に障がいがある方でも、ご自身で指を使ってガイドをしながらメイクができる。メイクを楽しむこと・メイクができることで、自信をもって社会に出ていただきたいと思う。」
資生堂は2019年から全国でこのセミナーを展開していて、今後も視覚に障がいがある人の社会参加をメイクの力で後押ししたいとしています。