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2025.07.01正しい管理・処分を「リチウムイオン電池」長岡市のごみ処理施設で火災も【新潟】

正しい管理・処分を「リチウムイオン電池」長岡市のごみ処理施設で火災も【新潟】
モバイルバッテリーなど〝リチウムイオン電池〟を使った製品の正しい管理を
気温が上昇するこれからの時期、気を付けたいのがモバイルバッテリーなど〝リチウムイオン電池〟を使った製品の管理です。消防は、「ルールを守って正しく処分してほしい」と呼びかけています。

新潟市消防局が行った実験。
車のダッシュボードにモバイルバッテリーを放置すると…本体が徐々に膨らみ、その後、勢いよく発火し炎が燃え広がりました。モバイルバッテリーや携帯用扇風機など、多様な製品に使用されている〝リチウムイオン電池〟。管理には十分な注意が必要です。

■新潟市消防局予防課 根布響平さん
「リチウムイオン電池は熱エネルギーが大きく、熱や損傷・衝突に弱い特性がある。高温下、車内などにモバイルバッテリーなどを放置してしまってそこから発熱・発火してしまう危険性だったり、ゴミ処理施設で破砕行為が行われるとそこから火災に繋がってしまうということがある。」


特に気を付けたいのが『処分の方法』です。
2024年4月、稼働したばかりだった長岡市の「中之島信条クリーンセンター」で起きた火災。原因は、不燃ごみに混入していた〝リチウムイオン電池〟とみられています。

こちらは、ゴミ処理施設での火災を再現した実験です。モバイルバッテリーが粉砕機に入った瞬間、大きな音とともに炎が上がりました。中之島信条クリーンセンターは、火災により設備の一部が全焼するなどして、1年以上運転を休止しました。7月1日にようやく再開したものの、復旧にかかった経費は12億円にものぼります。

消防は、リチウムイオン電池に強い衝撃を加えないことや、処分の際は電池を使い切ってからルールを守って捨てるよう呼びかけています。

■新潟市消防局予防課 根布響平さん
「新潟市であれば『特定5品目』、他の自治体では各自治体の処分ルールがあると思うので、指示に従って適切な取り扱い処分をお願いいたします。」

新潟市では、過去5年間で〝リチウムイオン電池〟が原因となった火災が20件発生しています。インターネットで購入した粗悪品から出火したケースが多いということで、消防は信用のある店から純製品を購入することも推奨しています。
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