2025.06.17通信関係・内閣府・警察など名乗る男から【+1】国際電話「裁判になる」など言われ330万円とギフトカード50万円分だまし取られる【新潟・佐渡市】
すべて「+1」から始まる国際電話から
佐渡市の60代男性が、通信事業関係者や内閣府・警察などを名乗る男らから、携帯電話で「動画サイトの料金未納で裁判になる」などと言われ現金合計330万円とギフトカード50万円をだまし取られました。男らからかかってきた電話番号は、すべて「+1」から始まる国際電話でした。
5月31日午後1時すぎごろ、被害男性の携帯電話に「+1」から始まる番号から着信があり、通信事業関係者を名乗る男から「あなたは動画サイトに登録されていて、料金が未納でありこのままだと裁判になる。費用は戻るので30万円払う必要がある」などと言われました。男性は、男から指定された銀行口座に現金30万円を振り込みました。
同じ日、通信事業関係者を名乗る別の男から電話があり、「あと2サイト動画の登録があり、料金が未払いで支払わないと裁判になる。2サイトで50万円になる」などと言われたため、指示通りにギフトカード50万円を購入。番号を伝えました。
6月2日、今度は内閣府や警察を名乗る男らから電話があり、「あなたの携帯電話が悪用され、他人のパソコンが破損しており1億円の被害が出ている。保険に入って保障しなければ逮捕される」など言われたため、この日から8日までの間に5回に分けて約300万円を口座に振り込みました。
さらに6月12日、警察庁を名乗る男から「あなたの口座の残高を教えてほしい」などという電話があり、不審に思った男性は警察に相談。ここで初めて被害が発覚しました。
かかってきた電話はすべて別の番号でしたが、いずれも「+1」から始まる国際電話で通話内容から警察は同一グループの犯行とみています。
佐渡警察署は、自分が契約した覚えがないサイトなどは、相手から料金を請求されてもすぐに応じることはせず、警察に相談して欲しいと呼びかけています。