2025.10.21高市早苗政権発足:市民と県国会議員の反応は、自民・維新連立 不安定な船出【新潟】
市民と県関連の国会議員の反応は
21日に臨時国会が召集され、自民党の高市早苗総裁が第104代総理大臣に選ばれました。憲政史上初の女性総理の誕生を受けて、市民と県関連の国会議員の反応を聞きました。
10月21日に発足した自民と維新の連立政権。ただ、衆参ともに少数与党。政権基盤は弱いままです。
県関連の国会議員の見方は-
■立憲民主党 西村智奈美県連代表
「自民党にとっては企業団体献金という論点から逃れたい、維新がそこで助け舟を出して議員定数削減の方が『一丁目一番地』ということで合意してできた政権。結局変わらない。」
政権奪取はならなかった立憲。
臨時国会に向けては-
■立憲民主党 西村智奈美県連代表
「とにかくぶれずに国民生活のためという点と真正面から向き合う、そうした政治を実行していきたい。」
選挙責任者を務めるこの人は-
■立憲民主党 米山隆一県連幹事長
「(今後の選挙で)カギを握るのは公明票がどうなるのか。様々な働きかけを(自民・立憲)双方がすることになると思う。県連としてもしっかりやっていく。」
自民党の斎藤議員は、公明党と良好な関係を築いてきた立場から訴えます。
■自民党 斎藤洋明衆院議員(比例)
「こちらの影響は計り知れない。今後それぞれの地域でどういう協力関係が築けるかということになる。」
連立政権の合意文書には維新の求めに応じ、国会議員の定数を1割削減する目標が掲げられました。
■自民党 斎藤洋明衆院議員(比例)
「比例復活のあり方は、大変厳しい意見が国民の間であることは私も受け止めている。(維新の)吉村代表の指摘も甘んじて受けなければならない。これをしっかり履行しなければ、維新も(連立が)どうなるか分からないという意味では非常に緊張感のある政権運営にはなる。」
一方、市民の受け止めは-
■20代
「女性初だったのでうれしい。流れが変わったなと思いました。」
■大学生
「女性初ということで、期待はちょっとだけしています。いま政治がよくないみたいに言われているので、変えていってもらえたら。」
■60代
「半分は期待していますけど、半分はちょっとどうかなっていうのはあります。(Q.期待することは?)物価高です。ぜひがんばっていただきたいです。」
■50代
「年金であったり、生活を結構圧迫していると思うので。国民に優しい政治、税金の使い方もうまく考えてもらえたらいいかなと思いますね。ただ少数与党だから、結構うまい政策ごとのやりくりをしないとかなと思う。」
市民からは、期待とともに様々な課題への取り組みを求める声が聞かれました。