2025.08.078日は土砂災害に警戒を:断続的な激しい雨 市民生活に影響【新潟】
佐渡市羽茂地区:24時間降水量が280.5mmを観測し過去最大
大雨が市民生活に影響を与えました。県内では、発達した雨雲が流れ込んだ影響で、6日夜から7日朝にかけて下越や佐渡を中心に断続的に激しい雨が降りました。8日にかけても土砂災害などに引き続き警戒が必要です。
6日夜から断続的に雨が降り続いた村上市内。
通りかかる車は、ヘッドライトをつけて慎重に走行していました。3年前の県北部豪雨で土石流が発生した村上市小岩内地区では、高齢者等避難が出されました。
■小岩内地区 髙野金一副区長
「3年前の水害がありましたので、一番早く避難したほうが住民の安全のために一番ベストじゃないかなと。」
過去の教訓を踏まえほとんどの世帯が避難。幸い、土砂崩れなどの被害はありませんでした。
■住民(70代)
「(避難して)良かったと思います、家にいると不安・心配、前にああいうことがあったから。」
一方、佐渡市では-
■仲原千晴UX記者
「雨で川が増水しています。」
羽茂川は茶色く濁っていました。気象台によりますと、羽茂地区では6日午後10時40分までの24時間降水量が280.5mmを観測し、過去最大を更新しました。佐渡市では、県道の6カ所などで土砂崩れ・道路の崩落が起こり通行止めとなっています。現在も小木地区の約1000世帯に避難指示が出されています。
7日朝、交通機関にも影響がでました。
■白井希咲記者
「午前7時半の新潟駅です。始発から一部区間で運休となっています。改札が完全に閉じられています。」
在来線は、正午以降に順次運転を再開しています。
8日午後6時までの24時間に予想される降水量は、上・中・下越・佐渡いずれも50mmです。
これまでの大雨ですでに地盤が緩んでいるところがあるため、引き続き土砂災害に厳重な警戒が必要です。