北朝鮮による拉致被害者・曽我ひとみさんが、在日アメリカ大使館で拉致問題を担当している一等書記官と面会しました。

曽我ひとみさんとの面会は、2024年6月に就任したジェローム・ライアン一等書記官の希望で実現しました。面会で「被害者も家族も高齢化し、一日一日が大切な時間だ」と訴える曽我さんに対し、ライアン書記官は「被害者の早期帰国へ日本政府の取り組みを支持する」と述べたということです。

■曽我ひとみさん
「全力で力を貸していただけると聞き、本当に心強く思っている。」

■在日アメリカ大使館 ジェローム・ライアン一等書記官
「直接、拉致被害者に会って話を聞いたら、私たちの理解を深めることもできる。とても大事な機会だったと思う。」

ライアン書記官はこのあと、47年前に曽我さん親子が拉致された現場などを視察しました。アメリカ大使館関係者の現場視察は、約2年ぶりです。